「2024 OWCS World Finals」がまもなく開幕!重要な情報をおさえておこう
「オーバーウォッチ チャンピオンズ・シリーズ」(OWCS)初年度の天王山「2024 OWCS World Finals」が、いよいよ日本時間の11月22日(金)に幕を開けます。
World Finalsの舞台となるのは、スウェーデンを代表する見本市会場Stockholmsmässan。同会場にて初開催される大イベント「DreamHack Stockholm」でOWCS最初の覇者が決まります。eスポーツ史に残るさまざまなドラマを生んだ舞台としても知られるスウェーデンでどのようなクライマックスを迎えるのか、私たち「オーバーウォッチ」チームもWorld Finalsの開幕を心から楽しみにしています。
さて、このWorld Finalsでは、DreamHack Dallasで開催された「OWCS Major」と同様に、アジア、北米(NA)、ヨーロッパ・中東・北アフリカ(EMEA)を代表する最強8チームが、勝利の栄光と、応援バンドルで募った賞金を懸けて戦います。皆さんがWorld Finalsを余すことなく楽しめるよう、観戦方法、視聴特典、限定のゲーム内バンドルといった、本大会に関する基本的な情報をこの記事にまとめました。11月23日に公開するシーズン14の「開発アップデート」では、大会に関する新情報をさらにご紹介していく予定です。こちらもどうぞお楽しみに!
本記事の内容:
- トーナメントの概要
- 賞金と応援バンドルの詳細
- 視聴報酬
- イベントの特典+チケットの入手方法
- おすすめのフォロー先
- スペシャル・イベント
- 注目のタレント&ミラー配信者
- 参加チーム
トーナメントの概要
OWCSの上位8チームが会場のステージ上で、ダブルエリミネーション方式のトーナメントに挑みます。試合の開催期間は、金曜日から日曜日の3日間。1日目(金曜日)と2日目(土曜日)の試合開始時間は日本時間の午後7時、3日目(日曜日)の試合開始時間は午後8時です。配信が途中で切り替わることがないので、週末の間、大会の一部始終を思う存分楽しめます。
今回の視聴報酬も、大会と同じくいつも以上に豪華。1日ごとに、ブリギッテ、マーシー、トールビョーンのOWCSスキンを始めとするさまざまなDropsを入手できます。これらのDropsはTwitchとYouTubeの公式チャンネルのほか、一部のミラー配信者のチャンネル、北米地域を対象とした再放送でも入手可能です。詳しくは、下の項目「視聴報酬」、「おすすめのフォロー先」、「タレント&注目のミラー配信者」をご覧ください。2024年シーズン最高の瞬間を目撃しながら豪華報酬を入手できるまたとないチャンスです。この機会をどうぞお見逃しなく!
なお、大会の会場は曜日を問わず、現地時間の午前10時にオープンします。会場のクローズ時間は曜日によって異なり、金曜と土曜は午前0時に、最終日の日曜は午後7時にクローズします。会場に関する詳細は、BYOCスケジュール、障がいをお持ちの来場者向けの設備、会場の住所、持ち込み可能/禁止アイテムなどの情報が記されたDreamHack Stockholm FAQ(よくある質問)ページとイベントルール全文からご確認ください。
賞金と「ネオン・ストリート」応援バンドルの詳細
OWCS World Finalsの開幕に先駆けて、本大会の公式応援バンドル3種と、それらを1つにまとめたメガバンドルも配信します。今回ご用意したのは、その名も「ネオン・ストリート」バンドル。中身も、今年最大の「オーバーウォッチ」eスポーツ・イベントであるWorld Finalsにふさわしい豪華アイテムばかりです。
ネオン・ストリート・バンドルは、OWCSの前身「オーバーウォッチ・リーグ」(OWL)の名チームの1つ、Florida Mayhemをモチーフとしたアイテムで構成されています。Mattamy Athletic Center(カナダ、トロント州)の「2023 Overwatch League Championship」で優勝した同チームの栄光を称えて、チームのキー・カラーでもある黒、ピンク、青を基調とした特別なスキン3種をご用意したほか、レギュラーシーズンのMVPとDennis Hawelkaアワードに輝いたHam "SOMEONE" Jeong-wan選手のダンスをベースとしたエモート*を同封しています。
(*「メイのネオン・ストリート・バンドル」のセット・アイテムとして登場。)
[IMAGE ASSET - STO MTX Bundle Details GFX: 16x9 - DO NOT LOCALIZE THIS LINE]
ネオン・ストリート・メガバンドル(購入価格:オーバーウォッチ・コイン×3,000)には、以下のゲーム内アイテムが同封されています。
- メイのネオン・ストリート・バンドル(個別購入価格:オーバーウォッチ・コイン×2,200)
- メイ用スキン「ネオン・ストリート」
- 武器チャーム「スニーカー・ソール」
- エモート「ハッピー・ダンス」
- トレーサーのネオン・ストリート・バンドル(個別購入価格:オーバーウォッチ・コイン×2,200)
- トレーサー用スキン「ネオン・ストリート」
- 武器チャーム「マゼンタのスプレー缶」
- ネームカード「トレーサー・タグ」
- アイコン「トレーサー・グラフィティ・マスク」
- ジャンクラットのネオン・ストリート・バンドル(個別購入価格:オーバーウォッチ・コイン×1,600)
- ジャンクラット用スキン「ネオン・ストリート」
- 武器チャーム「サンセット・デトネーター」
- スプレー「London OWCSグラフィティ」
このメガバンドルは12月3日までの間、ゲーム内ショップで配信されます。上記のメガバンドルのアイテムをヒーロー別に購入することも可能です。ネオン・ストリートの各種アイテムから得た売上*の25%が、OWCS World Finalsの賞金に加算されます。
私たちが「オーバーウォッチ」がeスポーツを続けてこられたのも、ファンの熱い声援があってのことです。「オーバーウォッチ」eスポーツのチーム一同、皆さんの温かいご支援に心から感謝申し上げます。
(*OWCS World Finalsの賞金に充てられる金額は、Blizzardが販売で得た実際の収益から、プラットフォームの経費や税金などの第三者に対する諸費用を差し引いたうえで計算されます。)
視聴報酬
「OWCS Finals」が開催される週末を通じて、1日1種類、合計3種類のDropsを配布します。DropsはTwitchとYouTubeの公式配信や、記事後半の項目「タレント&注目のミラー配信者」に記載されているコンテンツ・クリエイターのミラー配信を視聴することで入手できます。配信予定のDropsは以下のとおりです。
11月22日(金)
- 1時間:アイコン「OWCS Stockholm(昼)」
- 2時間:ブリギッテ用スキン「OWCS」(ホーム)
- 3時間:スプレー「ダーラヘスト・ブリギッテ」
- 4時間:ネームカード「OWCS Stockholm(昼)」
- 5時間:ブリギッテ用スキン「OWCS」(アウェイ)
11月23日(土)
- 1時間:アイコン「OWCS Stockholm(夕)」
- 2時間:トールビョーン用スキン「OWCS」(ホーム)
- 3時間:スプレー「ダーラヘスト・トールビョーン」
- 4時間:ネームカード「OWCS Stockholm(夕)」
- 5時間:トールビョーン用スキン「OWCS」(アウェイ)
11月24日(日)
- 1時間:アイコン「OWCS Stockholm(夜)」
- 2時間:マーシー用スキン「OWCS」(ホーム)
- 3時間:スプレー「OWCS 2024 World Finalsトロフィー」
- 4時間:ネームカード「OWCS Stockholm(夜)」
- 5時間:マーシー用スキン「OWCS」(アウェイ)
イベント参加特典
「DreamHack Stockholm」のチケットとともにOWCSアドオンを購入した方は、上記の視聴報酬に加えて、以下のアイテムをアンロックできるコードを入手できます。
- アイコン「OWCSヘルメット」
- スプレー「フィカ」
- スプレー「OWCS 2024 Stockholm World Finals」
OWCSアドオンを購入した方には、上記の特典のほか、来場日を問わず利用できるプレミアム座席の予約チケットもついてきます(特製OWCS Finalsパーカーとチャレンジ・コインをあわせて入手できるPlatinum、そしてこれらPlatinumの特典に加えてOWCSの舞台裏ツアーと交流会への参加権も手に入るDiamondへのアップグレードも用意しています)。
OWCSアドオンは、会場の座席を確実に確保できる唯一の方法です。アドオンを購入していない方のために自由席も設ける予定ですが、自由席は基本早いもの勝ちです。Dallas Majorではあまりにも多くの方が来場し、途中で座席を追加したほどでした。World FinalsはDallas Majorと同等か以上の混雑が予想されるので、十分ご留意ください。
現地観戦を考えている方は、会場の熱気をストレスフリーで楽しめるOWCSアドオンをぜひどうぞ。
おすすめのフォロー先
ソーシャル
- NA & EMEA
- X
- Discord
- TikTok
- アジア
- X(アジア)
- X(日本)
- Instagram(アジア)
- Discord(アジア)
配信
- NA & EMEA
- YouTube
- Twitch
- アジア
- 韓国語
- YouTube
- ChZZk
- AfreecaTV
- 日本語
- YouTube
- Twitch(OW Esports JP)
- 韓国語
スペシャル・イベント
自宅から配信を楽しむ方、直接会場まで足を運ぶ方を問わず、DreamHack Stockholmは「オーバーウォッチ」ファン必見のスペシャル・イベントで盛りだくさんです。
たとえば、週末の間、選手やチームのスタッフと交流できるミート&グリートや、Diamondアドオン購入者限定のミーティングと舞台裏ツアー(ともにOWCSホールで開催)、「オーバーウォッチ 2」開発チームを招いてのシーズン14の最新情報の披露と公開ディスカッションなどなど…ほかにも、さまざまなサプライズをご用意しています。シーズン14関連の最新情報は11月22日に生配信でお届けする予定です。OWCSの試合の行方とあわせて、これらのイベントにもぜひご注目ください。
最新情報のお見逃しがないよう、当日はTwitchとYouTubeの公式チャンネルの通知をオンにすることをおすすめします。
タレント&注目のミラー配信者
2024 OWCS World Finalsに参加予定の豪華タレントをご紹介します。マッチの興奮をかき立てる実況陣や解説陣にも、ぜひご注目ください。
タレント(英語)
ホスト:Soe "Soembie" Gschwind
ステージホスト:Alex "Goldenboy" Mendez
アナリスト:Jake "Jake" Lyon
Jonathan "Reinforce" Snowden
Danny "Danny" Lim
キャスター:Mitch "Uber" Leslie
Matt "Mr.X" Morello
Rosemary "Nekkra" Kelley
Jack "Jaws" Wright
タレント(韓国語)
キャスター
Jungmin "The Marine" Kim
KyuHyung "YBT" Hwang
Jisoo "Jisoo" Sim
Seungyong "Melt" Ahn
コメンテーター
Jisu "Akaros" Jang
Hyunsung "Strings" Hong
Changsik "Changsik" Moon
タレント(日本語)
キャスター
蒼汁
おやつ
コメンテーター
gappo3
hoshimi
KSG(スペシャル・コメンテーター)
注目のミラー配信者
今回も、人気の「オーバーウォッチ」コンテンツ・クリエイターが大会のミラー配信を行います。OWCS World FinalsのDrops 3種も入手できるので、お気に入りのコミュニティの「オーバーウォッチ」ファンと大会の興奮を分かち合いたい方には、これらのミラー配信もおすすめです。
以下の配信者は、現地ストックホルムでミラー配信を行う予定です(配信者個人のチャンネルでDropが配信されます)。
- NA:Jay3、Eskay
- EMEA:Toniki、Poko
- アジア:Illusion
Dropの対象となるミラー配信者は今後さらに増えていきます。こちらの続報は、XやInstagramでご確認ください。
参加チーム
OWCS Finalsでは、北米(NA)、ヨーロッパ・中東・北アフリカ(EMEA)、アジアを代表する最強8チームがチャンピオンシップの頂点を目指して戦いに挑みます。この項目では、出場8チームの詳細をまとめました。
NA
Toronto Defiantは現在、「オーバーウォッチ」eスポーツ史で類を見ない圧倒的な強さを見せつけている強豪チームです。NRG ShockとNTMRを相手に絶えず激しい勝負を繰り広げていますが、不利な状況でもブレることのない芯の強さを発揮して、今年は見事、4つすべてのNAステージを優勝で終えています。
Dallas Majorでは早期敗退を喫しましたが、やはりサーキット・ポイントを大量に稼いで真っ先にFinalsのチケットを獲得したその実力に嘘偽りはなし。シーズン後半も圧倒的な強さを見せた彼らは、Finalsの優勝に近いチームの1つと言えるでしょう。Dallas Majorでの成績だけでその実力を判断しようとすれば、痛い目を見ることは確実です。
Toronto Defiantの第1ラウンドの相手はEMEA第2シードのENCE。日本時間の午後10時にスタートする彼らの初戦に要注目です。
今年から全3地域の出場チームの枠が広がり、戦国時代さながらの様相を見せている「オーバーウォッチ」eスポーツ界。古参チームも新興チームも関係なくしのぎを削る現在のチャンピオンシップにおいて、下剋上ともいうべき大活躍を見せているのが、NA第2シードの座を射止めたこの新興チーム、NTMRです。
Stage 3から本格的にOWCSへと参戦し、瞬く間に北米を代表するトップチームの1つになったNTMRの飛躍の秘訣ともいえるのが、ハイテンポな試合運びとそれを支える強力な布陣。Alex "seeker" Taylor選手やBoston "Infekted" Fine選手といった才能あふれるプレイヤーがチームの大躍進をけん引しています。
Stage 3とStage 4の両方でToronto Defiantに敗北こそ喫したものの、Stage 3ではそのNA4冠を相手にマップ5まで接戦を繰り広げ、ステージ4のグランドファイナルではマップ7まで勝負を持ち込むなど、チームの実力はかなりのもの。たった1回のゲンジの「木の葉返し」がその時の勝敗を分けたという事実からも、選手たちの高いスキルをうかがい知れます。今回は、チームメンバーの1人であるInfekted選手に、これまでの総括とOWCS Finalsへの抱負について語ってもらいました。
「NTMRでプレイできて最高にうれしいですね。選手もスタッフも熱意に溢れていて、もっと強くなってもっと上を目指そうという気概に満ちています。Stage 4では、Toronto相手に張り合えるところまで成長できましたし、これまでの頑張りが報われました。今は、OWCS FinalsでEMEAや韓国のチームを倒すことだけを考えています。NAのチームも世界の舞台で戦えることを、大会で証明したいですからね」
NTMRの第1試合は午後9時から。対戦相手は、EMEAの二冠王Spacestation Gamingです。
NA第3シードは大人気チーム、NRG Shock。Dallas Majorでは残念ながら早期敗退を喫しましたが、MajorからFinalsまでの期間中に、元M80のフレックス・サポートBenjamin "Ultraviolet" David選手や、名タンクプレイヤーとしても知られる元FNATICのフロントラインKim "Attack" Jun-hwa選手、元Twisted MindのKim "Kellan" Min-jae選手ら強力なメンバーを迎えた入れたことで、チームの士気はこれまで以上に高まっています。
Finalsへの出場権こそギリギリで確保していますが、その実力は侮れません。ゼネラルマネージャーのAlbert "yeHHH" Yeh氏とヘッドコーチEric "Wheats" Perez氏はともに北米の「オーバーウォッチ」eスポーツ界を代表する最強プレイヤーの1人。正念場での戦い方も心得ている、チームのキーパーソンといえます。以下はYeh氏の、チームのパフォーマンスについて伺った際のコメントです。
「Stage 4のことはもう頭にありません。うちのチームの実力があの程度じゃないということは、我々自身がよくわかっていますから。あとはチームに足りない部分をFinalsまでに補っていくだけです。新しいパッチも間違いなくチームの助けになってくれるでしょう。
他のチームがこちらを見くびってあまり対策してこないだろうという点も、我々にとっては好都合です。Kellan、Attack、Ultraviolet、TR33ら、オフライン大会を経験したプレイヤーを大勢投入するので、本番では前評判を覆すような展開もありうるでしょう。チームはDallasの時よりも強くなっているうえに、大したプレッシャーもないので、勝ち進んでいくには、まさにうってつけの状況です」
NRG Shockの初戦の相手はあのDallas Majorの勝者Crazy Raccoon。強豪を相手にどんな試合を見せるのか…戦いの行方に目が離せません。
EMEA
戦いの舞台となるスウェーデンも含まれるEMEA。この地域の予選を第1シードで通過したのが、Spacestationです。選手のラインナップは長い間不変でしたが、元Twisted Mindsのタンク、Alhumaidi "KSAA" Alruwaili選手が加わったことで、Spacestationはより柔軟性にあふれたチームへと成長を遂げました。
華々しさとポテンシャルにあふれた選手を擁するのも、Spacestationの強み。スウェーデンは、チームの一員にしてDPSプレイヤーの中でも指折りのスーパースターでもあるWilliam "SparkR" Persson選手の母国なので、大会当日のファンの熱狂もこれまで以上に高まることでしょう。今回はそんなSparkR選手に、母国で開催されるFinalsへの意気込みとスウェーデンのおすすめを伺いました。
「オフライン環境かつ会場は母国。会場から聞こえてくる言葉もスウェーデン語というのは、最初ちょっと慣れないかもしれませんね。ですが、トーナメントで戦うこと自体はいつものことです。両親が応援に駆けつけてくれるので、もちろん嬉しいですけど。
スウェーデンの魅力?スウェーデンの名物は、ミートボールとシナモンロール、それとイケアですね。イケアはどこにでもあるので"これぞスウェーデン"と胸を張れるようなものではないかもしれませんが。とりあえず、ミートボールは食べてみてください。きっといい話のネタになると思いますよ。それから、バーガーチェーンのMAXもおすすめです。うちのLandonもあの店にどハマりしちゃいましたから」
Spacestationは第1ラウンドで、NA第2シードのNTMRと戦います。
EMEA第2シードは、今年Spacestationと激闘を繰り広げてきたフィンランドの精鋭、ENCEです。ENCEが今年Spacestationと激突した回数は、FACEITリーグの試合を含めると、なんと11回。毎回、Spacestationに負けず劣らずの実力を武器に、白熱のバトルを演じています。
先に開催されたStage 4も例外ではありません。アッパー・ブラケットでSpacestationとの対決を3対0で制し、勝利は確実と見られていたENCEですが、グランドファイナルでふたたびSpacestationと相まみえることに。Spacestationとの再戦という筋書きこそヘッドコーチChristopher "ChrisTFer" Graham氏の予想どおりの展開でしたが、予想外だったのはSpacestationの戦略。ENCEの強みでもあるハイテンポな作戦変更の裏をかくSpacestationに不意を突かれる形で敗北したENCEは今回、EMEA第2シードのチームとしてFinalsに挑みます。
ENCEのロスターも、EMEA地域のMVP候補との呼び声が高いKevin "Kevster" Persson選手や、長年タンクとしてチームの大黒柱を務めてきたIlari "Vestola" Vestola選手など精鋭揃い。しかし、優勝トロフィーを目指すには過酷なブラケットを戦い抜く必要があります。ENCEが第1ラウンドで戦うのは、NAチャンピオンのToronto Defiant。仮に勝利を収めたとしても、次の対戦相手となるのは、同じく強豪のNRG Shockか、最強チームの名を欲しいままにするCrazy Raccoonのどちらか。この逆境を見事跳ね返して、勝利をもぎ取ることができるのか。
EMEA第3シードのチームはTwisted Minds。Stage 1ではサーキット・ポイントで大きなリードを得る活躍を見せましたが、シーズンが進むごとに苦戦を強いられました。しかし奮闘の末、今回再び国際舞台での栄光を目指します。Finalsへの切符獲得に苦戦こそしたものの、Twisted Minds各選手のパフォーマンスは今年、絶好調です。特にDPSのIbrahem "Quartz" Alali選手とAbdulelah "LBBD7"(ラブダー)Alfaifi選手は、直近のマッチで大活躍したことでも知られる名プレイヤー。Quartz選手がウィドウメイカーでプレイする機会が生まれれば、それこそ手が付けられなくなるくらいの大活躍が期待できるでしょう。
Twisted Mindsは金曜日の午後7時に、アジア第1シードのTeam Falconsと激突します。
アジア
今年のOWCSを語るうえで、特に切っても切り離せないのが、Team FalconsとCrazy Raccoonのアジア2強が繰り広げた激戦の数々でしょう。今年この2チームがトーナメントで相まみえたのは、数にしてすでに10回。今のところ、7対3(マップ単位では27対10)でCrazy Raccoonが勝率をリードしていますが、直近の一騎討ちでCrazy Raccoonを下したTeam Falconsは、今回アジア第1シードとしてのFinals出場を決めました。
アジア地域のStage 2プレイオフだけで見ても、Team FalconsはCrazy Raccoonと3回も対決しています。最初の対決の舞台となったのはOWCS KOREAの準決勝。ここではTeam Falconsが3対1でCrazy Raccoonから勝利をもぎ取りました。続く2回目はOWCS ASIAの第1回戦で、ここではCrazy Raccoonにマップ5までもつれ込んだ末に敗北。ですがその後、ZETA DIVISIONとの5マップの接戦を制してCrazy Raccoonとの再戦権を獲得したTeam Falconsは、7マップの死闘を経て見事アジア地域の第1シードを獲得。第1回戦のリベンジを果たしています。ここでさらに驚くべきは、OWCS ASIAでTeam Falconsが戦ったマップの数。すでにマップ数をカウントしている方はおわかりかと思いますが、Team Falconsはこの日だけで17マップも試合をこなした計算になります。Team Falcons、恐るべし…と言わざるを得ません。
Team Falconsの大ベテラン、Yoo "smurf" Myeong-hwan選手のコメントをこちらにご紹介します。「OWCS ASIAでの優勝は、第1回戦で一度負けたこともあり、本当に嬉しかったです。スウェーデンへ行くのは初めてですが、この大会を勝利で終えられれば、それこそ最高の思い出になるでしょうね。今はただ、Finalsの優勝だけを見据えています」
Team Falconsが初戦で戦う相手はTwisted Mindsです。11月22日(金)午後7時にスタートする彼らの試合にぜひご注目ください。
最後にご紹介するのは、Dallas Majorのチャンピオン、Crazy Raccoon。ストックホルムでチームが目指すのは、もちろん「優勝」の2文字です。上記のとおり、シーズン後半でTeam Falconsから思わぬ反撃を受け、OWCS ASIAの勝利を譲る形となりましたが、チームの面々に動揺はさほどない様子。これまでどおりのスタンスでOWCSの最終決戦に挑みます。
こちらはDallas MajorのMVP、Park "Junbin" Jun-bin選手のコメントです。「ストックホルムに行くのがとても楽しみです。もちろん、優勝が一番の目標ですが、実際に勝てたらきっと嬉しいでしょうね。これまでの努力の成果を発揮して、Crazy Raccoon流の試合をスウェーデンでも見せられたらと思っています。
(第2シードになったことで)何か特別な影響があるとは考えていません。大会優勝という最大の目標を常に見据えながら試合の1つひとつに臨むつもりです。MVPも今回はさほど重要視していません。うちのダメージ担当が代わりにMVPを取ってくれたら嬉しいですね」
Crazy Raccoonの初戦の相手はNRG Shockです。11月22日(金)当日の試合の模様にご期待ください。
おわりに
ストックホルムの地で勝利を手にするのは、はたしてどのチームか…!OWCS World Finalsは、今年OWCSという山を登ってきた選手やスタッフ、その他クルーにとって、いわば山頂。白熱のOWCS初年度がどのような形でクライマックスを迎えるのか、私たちもとても楽しみにしています。当日は皆さんの記憶に残るような、最高のイベントをお届けするつもりなので、ご声援のほど、どうぞよろしくお願いします。
OWCSの最新情報は、X、Instagram、Discordの公式アカウントでご確認ください。それでは、ストックホルムでお会いしましょう!