私はBlizzard Entertainmentの一員であることを光栄に思います。Blizzardには長い歴史があり、素晴らしい才能が集まり、最高のプレイヤーコミュニティがあり、また数々の素晴らしいゲームが存在します。その開発に携われることは幸運なことです。私がBlizzardの代表となってから数ヵ月が経ちました。今週、エキサイティングなニュース  が発表されました（英文のプレスリリースとなっております。）が、このことに加えまして、私たちが開発チームとプレイヤーのことを何よりも優先するように努めていることについて、この場をお借りして少しご説明させていただきたいと思います。 

2021年は私たち全員にとっても困難な一年でした。個人的には、私たちは周囲のすべての人々を尊重し、敬意を持って接するように努めています。自分たちの作り出すものを何よりも大切にしている私たちは、最高の支援が得られ、最大限に安全が確保された環境で働けることを願っています。 

私たちの最優先事項は、現時点でも、未来においても、Blizzardに対する皆さんの信頼を取り戻すことです。 

コロナウイルスの流行に加えて、この困難な時期に、Blizzardが創造的に、勤勉に業務を続けて来られたことに、私は感銘を受けました。こうした困難を乗り越え、開発プロセスを進化させ、内省し、自分たちの文化をどうすれば改善できるのかに注目したことで、お互いに対して、私たちの仕事に対して、そしてプレイヤーコミュニティに対しての、私たちの力強さと決意を見せることができました。 

また、私はフォーラムやソーシャルメディアへの投稿、Blizzardの内外の人々から寄せられたメールを読み、勇気づけられました。皆さんは正しいことを行うために立ち上がり、進むべき道を示してくれました。私たちは皆さんの声を聞いており、変化を起こす決意を持っています。コミュニティとの対話を改善するための第一歩として、Blizzardの企業文化を改善するために私たちが最初に取る行動についてお話ししたいと思います。

• エグゼクティブおよびマネジメントチームの人事評価に企業文化の改善を加えます。これによって、私自身を含むマネジメントチームの成果と報酬は、Blizzard内に安全で、多様性のある、創造的な職場環境を生み出せたかどうかに直接的に依ることになります。
• また、企業文化を改善のために専任の正規雇用の役職と人的リソースを増やします。しばしばこの重要な取り組みは、主に従業員リソースグループが責任を負うこととなりますが、従業員リソースグループはすでに他の仕事がある正規雇用の社員のみで構成されています。この新たなチームのために、私たちは以下のようなリーダーシップの役職を創出しました。
  • カルチャーリーダー。彼らは、現在の私たちの最善の部分を維持し、変化と進化が必要な部分にはそれを行い、誰もが自分自身の最高の状態でBlizzardで働くための手助けを行います。
  • 人事部の新たな組織リーダー。Blizzardの各チームの力となり、誰にとっても安全でポジティブな職場環境を育むことを後押しします。
  • ダイバーシティ、イクイティ、インクルージョン（DE&I）部門のリーダー。この分野における複数の取り組み全体の進捗状況に関して監督責任を負います 。

私たちは、上記これらのチームの人材確保に最優先で取り組むことをお約束します。 

• コンプライアンスおよび調査チームの規模を3倍に拡大し、容認できない言動に対する具体的な説明責任を明確化しました。これはBlizzardの全従業員に適用され、そこにはリーダーシップとマネジメント陣も含まれます。 
• 社内で各チームとBlizzardの現在の状況を表すデータを共有し、それらの指標で改善を目指す高い目標を設定しました。 
• 私たちは上司へのフィードバックプログラムを導入して、従業員が恐れることなくマネジメントの評価を行えるようにしました。このシステムを用いて、マネージャー陣の質と効率性を評価します。 

これらは、Blizzardが今後行う取り組みの始まりにすぎません。Blizzardの開発チームのために最高の環境を構築し、チームのビジョン実現の手助けに直接携われることを嬉しく思い、それを楽しみにしています。

また、今後はさらに安定したペースでプレイヤーの皆さんにコンテンツを提供し、既存のゲームの内外で革新が必要であることは理解しています。エキサイティングな発表がいくつか控えておりますので、来週さらに詳しくお話しします。 

Blizzardのコミュニティの皆さんと優れた開発チームのメンバーが、情熱を持って助言を寄せてくれたことに心から感謝いたします。今後も、私たちを導く北極星としてそのような助言を大切にしていきたいと思います。 

2022年以降も素晴らしい年となることを願っています。

- Blizzard Entertainment、マイク・イバラ