ハースストーン

25.2.2パッチノート

Blizzard Entertainment2023年1月26日

今日リリースされるパッチ25.2.2はデータのみのパッチで、スタンダード、バトルグラウンド、デュエルのバランス調整などが含まれてるぞ！

「王道ハースストーン」アップデート

開発者のコメント：全般的に、最近のパッチは以前と比べて間隔が短くなっています。このことは、冬休み期間などでアップデートが少々ゆっくりになった時、より苦痛を大きくすることにもつながっています。我々は現在チームで話し合い、将来の休みシーズンのパッチスケジュールを、もう少し良いものにしようとしています。

今回のパッチは、新拡張版「リッチキングの凱旋」リリース以来初のものであるため、新カード群に大きな、かつ裏付け充分な強化を行うために十分なデータが揃っています。このセットの各アーキタイプがパワー分布上のどの位置に着地したかを見て来たため、安全にパワーを注入できる場所はわかっています。

以下のカードはパワーを下方修正されたぞ。

ワイルドポーのノール

旧：急襲。この対戦で自分の手札に追加した他のクラスのカード1枚につきコストが（1）減る。
新：急襲。この対戦で自分の手札に追加したローグ以外のクラスのカード1枚につきコストが（1）減る。

開発者のコメント：ローグ＋別クラスのデュアルクラスカードは、「ワイルドポーのノール」のコストを減らしません。

罪石の墓地

旧：隠れ身状態の1/1の幽霊を1体召喚する。（このターン先に使った手札ごとに+1/+1！）
新：1/1の幽霊を1体召喚する。（このターン先に使った手札ごとに+1/+1！）

開発者のコメント：我々は、ローグが高ランク帯で少々強すぎる（そしてその状態が少々長続きし過ぎている）ことを認識しています。「ワイルドポーのノール」と「十面相のマエストラ」との相互作用に対する調整は、このクラスの視点とプレイを激変させることを意図した大変更です。一方、「罪石の墓地」の調整は、ローグのビッグなミラクルターンに対し、対戦相手が応戦できる可能性をより大きくするためのものです。

最後の決闘（デーモンハンター用連続クエストの第一フェーズ）

旧：1ターン中にカードを4枚引く。
新：1ターン中にカードを6枚引く。

罪人の烙印

旧：[1マナ]
新：[2マナ]

開発者のコメント：高レベル帯のプレイで最高のパフォーマンスを発揮しているもう一つのクラスがデーモンハンターであり、これらの変更はそのパワーを調整することを意図したものです。「罪人の烙印」が調整対象に選ばれたのは、これが普通にゲームをプレイしている対戦相手を酷い目に遭わせるという、強力すぎたり定番化することが好ましくないプレイパターンのカードであるためです。

ショックスピッター

旧：[3マナ] 攻撃力2、体力2
新：[4マナ] 攻撃力3、体力3

開発者のコメント：ハンターはランク戦のほとんどのレベル帯でトップのクラスです。パッチ25.0.3で「ショックスピッター」を3マナに調整した当時、我々は調整後も充分に強力なままであることを予想しており、4マナに調整するべきなのでは、という議論も行いました。あまり一気にハンターを弱体化させない方がいい、と当時の我々は判断しました。3マナになったこのカードの活躍を見てきた結果、現在はこのカードにさらなる下方調整が必要だと考えています――このカードを基準に他のトップパフォーマーにも下方調整を加えているため、必要性はなおさらです。

氷河の前進

旧：4ダメージを与える。このターン、自分が次に使用する呪文のコストが（2）減少。
新：4ダメージを与える。このターン、自分が次に使用する呪文のコストが（1）減少。

開発者のコメント：「凍気デスナイト」は現在好調なので、このパッチの他の調整後のメタで突出することがない様、パワーを少々削りたいと考えました。今回の調整は、このデッキの手札からのバースト性能の爆発力を少々低減させています。

アスタラー・ブラッドスウォーン（三段階全てを調整）

アスタラー・ブラッドスウォーン（第一段階）

旧：雄叫び：「守護者アスタラー」1体を自分の手札に追加する。マナ渇望（4）：2ダメージを与える。
新：雄叫び：「守護者アスタラー」1体を自分の手札に追加する。マナ渇望（5）：2ダメージを与える。

守護者アスタラー（第二段階）

旧：雄叫び：「炎の使者アスタラー」1体を自分の手札に追加する。マナ渇望（7）：装甲を5獲得する。
新：雄叫び：「炎の使者アスタラー」1体を自分の手札に追加する。マナ渇望（8）：装甲を5獲得する。

炎の使者アスタラー（第三段階）

旧：雄叫び：合計8ダメージを敵にランダムに振り分ける。マナ渇望（10）：代わりに合計ダメージ16。
新：雄叫び：合計7ダメージを敵にランダムに振り分ける。マナ渇望（10）：代わりに合計ダメージ14。

開発者のコメント：多くのプレイヤーは、「アスタラー」のパワーと柔軟性を非常に楽しんでいるようです。同時に、そのパワーと柔軟性ゆえに、「アスタラー」はメタのほぼ全てのデッキに、ほぼ自動的に採用されるカードになっています。今回の各調整は、「アスタラー」のパワーを、中立の汎用的ユーティリティーカードらしい水準に抑えるためのものです。我々は「アスタラー」が今後も多くのデッキで強力な選択肢であり続け、プレイヤーの皆さんが楽しみ続けられることを期待しています。

以上の作成可能カードは、25.2.2パッチから二週間の間、魔素の満額払い戻しの対象になるぞ。

以下のカードはパワーを上方修正されたぞ。

戦場の死霊術師

旧：自分のターンの終了時、死体1体を、挑発を持つ1/2の「蘇った歩兵」として蘇らせる。
新：自分のターンの終了時、死体1体を、挑発を持つ1/3の「蘇った歩兵」として蘇らせる。

ボーンガード指揮官

旧：挑発。雄叫び：死体を6体まで、挑発を持つ1/2の「蘇った歩兵」として蘇らせる。
新：挑発。雄叫び：死体を6体まで、挑発を持つ1/3の「蘇った歩兵」として蘇らせる。

不浄の逆上

旧：[3マナ]
新：[2マナ]

開発者のコメント：「血」および「不浄」のデスナイトはどちらも、スタンダードで苦戦中のままです。デスナイトクラスの個々のカードは非常に強力である傾向を持つため、このクラスはバランスを取るのが難しいのですが、個々のカードに少しだけパワーを加えることでより魅力的にできると感じられた箇所をいくつか見つけました。

萎縮

旧：[2マナ]
新：[1マナ]

ボーンコーラー

旧：攻撃力2、体力4
新：攻撃力2、体力5

憑りつく悪夢

旧：攻撃力3、体力3。断末魔：自分の手札1枚に憑りつく。自分がそれを使用した時、3/3の兵士を1体召喚する。
新：攻撃力4、体力3。断末魔：自分の手札1枚に憑りつく。自分がそれを使用した時、4/3の兵士を1体召喚する。

邪教幹部バサレフ

旧：[5マナ]
新：[4マナ]

ダーカン・ドラシア

旧：[8マナ]
新：[7マナ]

歩兵再生師

旧：[6マナ]
新：[5マナ]

開発者のコメント：ほとんどのアンデッドアグロデッキは、我々が期待していたよりも苦戦し続けています。これらの調整は、それらのアーキタイプの追求を促すためのものです。我々は中立アンデッドカードの調整のポテンシャルについても議論しましたが、今回のパッチではあくまでクラスカードをターゲットにすることを選択しました。

剛腕の復讐者

旧：[7マナ]
新：[6マナ]

エネルギー細工師

旧：[4マナ] 攻撃力3、体力5
新：[3マナ] 攻撃力3、体力4

広大なる英知

旧：[3マナ]
新：[2マナ]

時の番竜

旧：[4マナ] 攻撃力3、体力5
新：[3マナ] 攻撃力3、体力4

大盾のアスヴェドン

旧：攻撃力3、体力3。雄叫び：相手が直前に使った呪文のコピーを使用する。
新：攻撃力3、体力4。挑発。雄叫び：相手が直前に使った呪文のコピーを使用する。

妨害的スペルブレイカー

旧：攻撃力4、体力5
新：攻撃力4、体力6

背水の陣

旧：[4マナ] 挑発ミニオンを1体引く。その攻撃力・体力を2倍にする。
新：[1マナ] 挑発ミニオンを1体引く。マナ渇望（7）：その攻撃力・体力を2倍にする。

ネリーの海賊船（「巨大スレッシャー・ネリー」の超大型追加部位）

旧：挑発。断末魔：ネリー海賊団を自分の手札に追加する。それらのコストは（1）減る。
新：挑発。断末魔：ネリー海賊団を自分の手札に追加する。それらのコストは（2）減る。

殺意の魔剣リモーニア

旧：攻撃力4、体力10
新：攻撃力5、体力10

開発者のコメント：ウォリアーは現在のメタで最も助けを必要としているクラスだと思われるため、今回は最も多くの強化を施しています。「背水の陣」については、よりインパクトと柔軟性を感じられるものにしたいと考えましたが、新メカニクスの「マナ渇望」はまさにそういった種類の柔軟性にうってつけでした。我々は通常、この種の調整はあまり行いませんが、このカードをもう少し新鮮に、より興味深くするには良い機会でした。さらに、このクラスに必要な後押しを提供するため、過去のいくつかのエキサイティングなカードにも調整を加えています。