ハースストーン

終盤戦:ヒーロー疲労

終盤戦:ヒーロー疲労

今年初頭には「序盤戦」シリーズと銘打ち、競技的ハースストーンにおける序盤の戦い方について学んできたな。続いて、7月には「中盤戦」を公開した。今週は年末をお祝いして、「終盤戦」を公開しているんだ。今日は、疲労ダメージについて詳しく解説するぞ。

「ハースストーン」で長丁場の対戦を経験したことがあるなら、デッキを使い切った後、カードを引こうとする度に「疲労ダメージ」を受けることは知ってるよな。疲労ダメージは、最初にカードを引けなかった時は1ダメージ、次は2ダメージ、という風に累積する。なので、対戦が「疲労段階」にもつれ込むと、ちょっとしたミスが死を招くことになるんだ。超終盤戦の重要な要素であるこの「疲労」について知っておくべきことを、HCT夏季選手権チャンピオンのRaphael "BunnyHoppor" Peltzer選手(最近、博士号を取得したんだ!おめでとう、ドクターBunnyHoppor!)が解説してくれるぞ。

「私はいわゆる『コンシードデッキ』をたくさんプレイしてきました」Bunnyhoppor選手は言う。「つまり、自分か対戦相手が『敗北宣言』するまで戦うコントロールデッキのことです」これらのデッキは攻撃よりも除去を多く採用しており、また相手がアドバンテージを得るための様々な能力を打ち消せるように構築されているんだ。「この種のデッキ同士が対戦することになった場合、疲労への対処が勝敗を決します」

疲労に備えよ

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当たり前かもしれないが、疲労段階にもつれ込むことが予想されたら、なるべく余分にカードを引かないようにしよう。「疲労が7~8ダメージまで上昇することはよくあります。ですので、カードを1枚引くということは、自分に7~8ダメージ与えるのと基本的には同じなのです――やる価値はありません!」

一般的なイメージとは反対に、疲労ゲームは対戦の最初に始まるんだ。「疲労マッチアップで勝つには、最初の判断がとても重要です」とBunnyhoppor選手は言う。「もちろん、その判断は…簡単ではないこともあります」

コントロールデッキ同士の対戦は疲労で決着がつくことが多い。ドクターHopporによると、現在のメタにおいて最も疲労での決着が起こりやすいマッチアップは「奇数ウォリアー」対「大呪文メイジ」だそうだ。「どちらのデッキも、相手が対応できる以上のリソースを持っていないため、いずれ疲労へともつれ込むのです」

疲労戦はコントロール同士のミラーマッチで最も起こりやすいが、ミッドレンジとの対戦でもコントロール側は疲労戦へと引きずり込める。特にミッドレンジ側が勝負カードを切った後はより有効だ。「その良い例が『マリゴスドルイド』です。ドルイドはたくさんカードを引くクラスです…通常、貴方より速くカードを引いていくでしょう。ドルイドが『なぎ払い』や『月の炎』を除去呪文として使い切り、それらの武器でこれ以上攻撃してくることは無いだろうとわかったなら、疲労戦までもつれ込ませて勝利を狙うといいでしょう」

疲労戦は遅めのデッキだけに限られたものじゃない。「アグロデッキ同士が互いの攻撃をうまくしのぎ合った場合にも、疲労戦は起こり得ます」とBunnyhoppor選手は言う。「最も攻撃的なデッキであっても、プレッシャーで勝つだけでなく、疲労で勝つこともできるのです。これは常に念頭においておくべきことですね」

ミルべきところ無し

ミルデッキ(相手のデッキを燃やし、通常より早く疲労状態に追い込むよう構築されたデッキ)は興味深いが、取り立てて強いものではない、というのがBunnyhoppor選手の考えだ。「効果的なミルデッキを体験したことは一度もありません」と彼は言う。「特に、デッキリストを公開するフォーマットでは、相手に自分の狙いがバレバレになるため、ミルデッキが大成功を収めることはまずないでしょう」(例外は「トグワグルドルイド」だが、Bunnyhopper選手はそれを「純正ミルデッキ」とは考えていない。)

混ぜるんだ安全

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対戦中に自分のデッキに混ぜられるカードは、1枚1枚があんたを疲労から遠ざけてくれる。ただし、デッキにカードを混ぜるカードは、バリューが最大になるタイミングかつカードを守れるタイミングで使うことが重要だ。

先に挙げた「奇数ウォリアー」と「大呪文メイジ」のマッチアップを例にしよう。「ウォリアーがデッキにカードを追加するのを阻止できるよう、メイジは『ダイアホーンの幼生』対策として『動物変身』をキープし続けるでしょう」とBunnyhoppor選手は言う。そしてこれへの対策としては、「ウォリアーは終盤まで待ち、『ダイアホーンの幼生』を出したターンに『無貌の操り手』を出し、『ダイアホーンの幼生』を2体出すといいでしょう」

ここまで読んでくれてありがとうよ!次回あんたが疲労戦にもつれ込んだ時には、ドクターBunnyhopporの言葉を思い出してくれ。明日の「終盤戦」シリーズでは、コンボデッキについて解説するぞ。忘れずにPlayHearthstone.com/Esportsを訪れてくれよな!

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