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中盤の立ち回り: リーサルを見逃してない?

中盤の立ち回り: リーサルを見逃してない?

中盤の立ち回り強化週間へようこそ!前回の序盤の立ち回り強化週間(英語)では、ハースストーンのプロたちの試合序盤の考え方と立ち回りに注目し、勝利条件の選択やデッキ構築から、マリガンのやり方、最初のターンのプレイ方法まで様々な考慮事項を紹介しました。中盤の立ち回り強化週間では、終盤に向けた、そして勝利を目指した、プロ選手の各ターンの戦術判断について分析します。

中盤のターンで考慮すべき最初の問題は、ハースストーンのファンなら驚くようなことではありません。それは、「今すぐ勝てる手はないか?」、「リーサルを見逃していないか?」です。この点について、Panda Global所属のRaymond “rayC” Cipolettiに詳しく語ってもらいました。

「最高レベルの対戦ですら、リーサルの見逃しを目にすることがある」とrayCは言います。「簡単なリーサルだろうが、ハースストーンの最も難解といえるパズルだろうが、見逃すことがないように毎ターン確認すべき手順があるんだ」

その最初のステップとは?深呼吸です。「落ち着く必要がある」とrayCは言います。「リーサルの見逃しにつながる最たる原因は、単純にプレイを急ぎ過ぎることだ。時間をかけて盤面の状況を分析するんだ」

それが終わったら、すべての選択肢を検討します。「実行可能なすべての選択肢について考えるんだ。特に相手の体力が低下している場合はね」とrayC。「自分の手の中にあるカードで考えられる、あらゆるシナリオを検討する。ロープが燃え始めるまでは時間があるから、その時間をたっぷり使って何をすべきか考えるんだ!」

自分の勝ち筋を考えることも重要です。「僕は毎ターン、数学の問題を解くつもりで挑んでいる」とrayCは言います。「数学の授業で演算子の優先順位を学んだことがあると思う。優先順位付けはハースストーンの各ターンにも応用できるんだ」。優先順位付けは常にプレイヤーが行うべきスキルのひとつですが、rayCはカードを引いたりなど、何かしらアクションを起こす前に、リーサルがないことをしっかりと確認することを推奨しています。

そして最後に、一番大切なことは、自分の計算をチェックし直すことです。「リーサルを見つけたら、もう一度計算し直すんだ」とrayCは言います。「ちゃんと計算が合っているかどうか確認しよう。あとから自分のプレイの計算間違いに気付いて、それで負けるなんてのは御免だからね」

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知識を共有してくれてありがとう、rayC!中盤強化週間は今週いっぱい続きます。まだまだハースストーンのトッププロたちがためになるアドバイスを提供してくれますのでお見逃しなく。明日のテーマは「次の相手のターンを生き延びられるかどうか」の判断です。

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