夏季プレイオフ、アジア太平洋の決着をもって完結
ハースストーン選手権ツアー（HCT）夏季プレイオフは先週末に第三の地域でも決着し、来月行われるHCT夏季選手権の出場選手名簿はこれで埋まったぞ！アジア太平洋プレイオフを見事に勝ち抜いたJinsoo、glory、BloodTrail、そしてTansoku、おめでとう！
以上の4選手と、中国のLeaoh、Rugal、YuYi、XiaoT選手が、ヨーロッパプレイオフおよび南北アメリカプレイオフのそれぞれ上位4人とともに、6月28日～7月1日にBlizzardアリーナ・ロサンゼルスで行われる夏季選手権に出場するんだ。今回はHCT史上初めて、日本の選手が選手権に2名も出場するすることになったぞ、Tansokuとgloryだ！2017年、gloryは全てのアジア太平洋プレイオフに出場していた。2018年最初のシーズンプレイオフを勝ち抜いたことは、まさに念願の勝利だったわけだ。
偶数並び立つ
このプレイオフ第3週では「偶数パラディン」が圧倒的人気を誇ってはいたが、アジア太平洋の上位4選手は実に多種多様なデッキを駆使して勝ち上がっており、その中にはgloryの「偶数シャーマン」も含まれていたぞ。
playoff decks, shared with @b787HS
— glory (@Glory__HS) May 15, 2018
パラディンのデッキリストミスってたので上げ直し pic.twitter.com/uFuyUqkrCs
選手たちのデッキラインナップを見回すと、この3週間で「挑発ドルイド」は完全に消滅し、「コントロールプリースト」と「コントロールウォーロック」の人気は下降した（ただし、勝ち抜いた選手のラインナップには含まれていたが）。振り返ると、ヨーロッパプレイオフと比較して「性悪ドルイド」が減り、同様に南北アメリカでは人気だった「テンポメイジ」が減っていたことが印象深い。
HCTプレイオフが終了し、バランス調整が実施された今、プロ選手たちはどんなデッキで次の大会を戦うか、熱心に研究しているに違いない。
友あり遠方より来たりて、またカードを繰らん
アジア太平洋プレイオフ会場の舞台裏を、ここで一部公開するぞ！
Sottleも卒倒？！手に汗握った名勝負
アジア太平洋プレイオフの終了後、Simon “Sottle” Welchから、先週末の大会で注目した点を聞いてみたぞ。
「飛び抜けて印象深かったのは、最後に配信されたTansoku対XiaoDaiの試合ですね」彼は言った。「この試合はまさにマラソンでした。両選手とも、ほとんど毎ターン、時間を最大限に使っていましたからね。ドルイドのミラーマッチは恐ろしいほど接戦でしたね——両選手ともマナカーブ通りに出した「性悪な召喚師」から「デスウィング」を引き当て、その後終盤では5体以上のミニオンが盤面でにらみ合い、がっぷり四つの削り合い。そして4～5ターン連続で、互いにリーサルには1ダメージ届かないまま、相手の残りカードを完璧にさばききる、という熱い展開が続きました」
メタの進化については、アジア太平洋はヨーロッパおよび南北アメリカから学び、選手たちはよりリスクの少ないラインナップを選んでいる、とSottleは分析している。ただし、夏季選手権の出場権を得た選手のうち2人は「少しだけメタから外れている」と彼は言った——ラインナップに「偶数シャーマン」を含むgloryと、「コントロールウォリアー」を含むTansokuだ。
さて、夏季選手権の全出場選手が確定したわけだが、Sottleはどの地域が勝つと予想しているだろう？
「アジア太平洋から選手権に出場するのは強い選手ばかりです——しかし、選手権大会の常連であるSurrenderとtom60229が、模範的なプレイをしてきたにも関わらず勝ち上がれなかったということから、優勢なのは南北アメリカである、という気がします」と彼は言った。「中国とアジア太平洋の選手たちはHCTの経験が不足していますから、私はアメリカ——ただし北米とは限りません——の選手が、チャンピオンになると思います」
2018年HCT夏季プレイオフはこれにて終了だ！今後数週間のうちには、これまでのHCT各プレイオフを振り返ったり、そして夏季選手権（2018年HCT世界選手権出場選手の最初の4人が決まるんだ！）に向けて、色々お楽しみを披露するからな。
あんたにも、HCTプレイオフシーズンを楽しんでもらえてたら何よりだ！夏季選手権では、どの地域の選手がチャンピオンになると思う？バランス調整が実施された今、プロ達はどんなデッキを携えてくると思う？Twitterか、この下からコメントで教えてくれ！
