ハースストーン

最終選抜選手たちの軌跡

最終選抜選手たちの軌跡

1月にアムステルダムで行われるハースストーン選手権ツアー(HCT)世界選手権に、各シーズン選手権の準決勝進出者たち12人に加えて出場する、4人の最終選抜選手たちを、今週の頭に発表したな。16人の選手全員が確定した今、各地域の最終選抜選手たちの経歴を詳しく紹介するぞ。

Muzzy――南北アメリカ

戦績の安定性でハースストーンのプロを誰か選ぶとしたら、Muzahidul ‘Muzzy’ Islamの名が挙がることは確実だ。2017年のHCTを追い続けてるファンなら、Muzzyが南北アメリカの春季プレイオフの優勝者だって知ってるはずだ。彼は春季選手権で、あと一歩のところでHCT世界選手権の出場枠をつかみ損ねた――グループステージのEugene ‘Neirea’ Shumilinとの最初の試合では3-1で勝利したものの、グループ決勝戦での再戦ではNeireaが3-1でリベンジを果たし、決勝トーナメントに進出したんだ。

2017年の南北アメリカでのポイントトップであるMuzzyは、2016年にもポイントトップの称号を勝ち取っているぞ。この偉業こそ、彼が非常に熱心なプロだという何よりの証拠だ。他の名だたる選手達のなかにあっても、Muzzyの類い稀な熱意は際立っている。称賛に価する素晴らしいものだ。練習相手やデッキ構築に協力してくれるMuzzyに、周りのプロ達はいつも感謝しているんだ。競技シーンのベテランである彼は、アムステルダムでも活躍してくれるだろう。

tom60229――アジア太平洋

Chen ‘tom60229’ Wei Linは競技的ハースストーンの黎明期から活躍しており、数多の大会を総なめにしてるんだ。彼は2014年に開催された、初めてのハースストーン世界選手権にも出場している。最近では2017年HCT夏季選手権の準々決勝まで進み、もう一息で世界選手権の出場権に手が届くところだったんだ。彼は大会最高の成績(6-2)でグループステージを勝ち抜いたものの、彼の夢はRyan ‘Purple’ Murphy-Rootによって、Blizzardアリーナ・ロサンゼルスの露と消えたんだ。

tomが夏季選手権に持ち込んだハイランダーメイジデッキは当初そのユニークさで注目を浴びたが、実際かなり役に立っていたぞ。再起した――そして勝利に飢えた――tom60229が、メタを読み切った驚きのデッキをアムステルダムにも持ち込んでくることが期待できるはずだ。

OmegaZero――中国

毎度おなじみのLin ‘OmegaZero’ Zhengは、今年のプロシーンにずっと出ずっぱりだったな。中国の冬季選手権プレイオフに勝利した後、Omegaはバハマでの冬季選手権の最初のラウンドで脱落した。ロサンゼルスでの夏季選手権で再登場した彼は、Muzzyと同様の状況に陥った。Jon ‘Orange’ Westbergに3-1で勝利したものの、グループ決勝戦で彼と再戦し、5本目で敗北したんだ。

中国からHCT世界選手権に出場するJason ‘JasonZhou’ Zhouに合流する2人目の選手が、2017年の2つのシーズン選手権に出場したOmegaZeroであるのは当然の帰結だろう。今年は中国の選手たちが世界の舞台ではあまり成功を収めていないものの、この2人が世界レベルの実力を誇る競技者であることは疑うべくもない――2人とも、HCT世界選手権に2年連続の出場となるんだ。

Sintolol――ヨーロッパ

最終選抜枠の最後を飾るのはThomas ‘Sintolol’ Zimmerだ。2017年のヨーロッパでのポイントトップとなったSintololは、2016年も獲得ポイントで5位に入っていたんだ。Sintololは2017年のヨーロッパでの3つのプレイオフ全てに出場したが、スイスドローから決勝トーナメントに勝ちあがることも、シーズン選手権に出場することもできなかった。それでも彼はヨーロッパのポイントトップの座を追い続け、つかみ取ることができたんだ――そして他のヨーロッパの選手5人と共に、2017年HCT世界選手権に出場する権利も得た(ヨーロッパは南北アメリカを僅差で抑え、世界選手権出場選手が最も多いんだ)。

以上が、もうすぐアムステルダムで行われるHCT世界選手権の王座を争う、最後の4枠を埋める選手たちだ!これら4人の実力ある選手たちが加わって、HCT2017を締めくくる壮大な戦いは、ハースストーンの絶技がぶつかり合う素晴らしい大会になること間違いなしだ。

HCT世界選手権を観戦しにアムステルダムに足を運ぶか、またはオンラインで視聴してくれ!あんたはどの選手を応援する?コメント欄から教えてくれ。

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