ディアブロ IV

「ディアブロ IV」開発者アップデートライブ配信の詳細

「ディアブロ IV」開発者アップデートライブ配信の詳細

盛りだくさんの内容でお届けしたばかりの開発者アップデートライブ配信では、開発チームが「渇望の鮮血」シーズンの概要と数多くの利便性向上のアップデートについてご紹介しました。主な情報をまとめると、エンドゲームアクティビティが追加され、レベル100までの道のりを短縮するために獲得経験値を大幅に増えるほか、特定のユニーク・アイテムや非常に希少なユニーク・アイテムの入手を狙いやすくなります。

コミュニティ部門のアソシエイト・ディレクターであるアダム・フレッチャーが開発チームのメンバーを迎え、まもなく10月17日(太平洋夏時間)にパッチ1.2.0で登場する「渇望の鮮血」シーズンの詳細な内容について聞きました。シーズン2についてはお伝えする情報がとても多いため、クラスのバランス調整や新たなユニーク・アイテム、耐性全般への変更、その他多くの利便性向上のアップデートと不具合の修正については次回の焚き火の談話にてご紹介します。10月10日(太平洋夏時間)に、こちらの記事で詳細をご覧ください。

プレイヤーは「渇望の鮮血」シーズンにおいて、影から自分を付け狙うブラッド・シーカーなど吸血力を持った敵から身を守るため、その力を利用して戦う必要があります。間もなくスタートする「渇望の鮮血」シーズンの詳細については、こちらの記事をご覧ください。

「デュリエルの残響」のボス戦は非常に手強い試練となるでしょう。

開発者アップデートライブ配信中、開発チームは「渇望の鮮血」シーズンとともに登場する、コミュニティから要望があった数多くの機能についてご紹介しました。「渇望の鮮血」シーズンのスタートと同時に以下の利便性向上のアップデートが行われます。

5体の新たなエンドゲームボス

  • サンクチュアリ全域に5体の新たなエンドゲームボスが追加され、これによりエンドゲーム体験の種類や、特定のユニーク/非常に希少なユニーク・アイテムを入手できるチャンスが増えます。
    • 新たなボス戦はサンクチュアリ中で様々なタスクを完了することで解放されますが、ボス毎に必要となるリソースは異なっています。また、ワールドティアIIIとIVを進めていくことで新たなボス戦に挑めるようになります。
  • エンドゲームボスから獲得できる可能性がある報酬が大幅に改善しました。
    • 各ボスから、そのボス戦でしか入手できない固有のユニーク・アイテムがドロップします。
      • デュリエルのボス戦における非常に希少なユニーク・アイテムのドロップ率が大幅に改善し、誰もが欲しがっているアイテムが手に入りやすくなりました。
    • 各ボスは固有のコスメティックをドロップする可能性もあり、特定のゲーム内コスメティックを狙って入手しやすくなります。
  • 一部のダンジョンから目標が削除され、ナイトメア・ダンジョンを完了するために必要な条件がボスの討伐のみになりました。

エンドゲームのアクティビティ

  • レギオンイベントの発生間隔が30分から25分に短縮されました。
    • レギオンイベントの警告タイマーが5分から10分に延長されました。
  • 全てのワールドティアでワールドボスの出現待機時間が6時間から3時間半に短縮され、より頻繁に戦えるようになりました。
    • ワールドボスの警告タイマーが30分から60分に延長されました。
    • プレイヤーがワールドボスに気付きやすくなるよう、出現15分前に全プレイヤーに出現を伝えるメッセージが送られるようになりました。
  • 以下のアクティビティで得られるゴールド・経験値報酬が増加しました。
    • ヘルタイドの宝箱
    • 厳かな願いの引き換え
    • 個々の囁きの完了
  • 現在のプレイヤーレベルに応じて敵から安定して経験値を獲得できるように、囁きの箱から得られる悪夢の紋章のレベルが、プレイヤーが完了したナイトメア・ダンジョンの最高レベルから5レベル以内に収まるようになりました。
  • ヘルタイドの宝箱に、タイプをわかりやすく示すアイコンを追加しました。

経験値とモンスターのレベル設定

  • レベル100に到達するまでの時間が短縮され、約40%早まりました。レベル50以上でモンスターを倒した際に得られる経験値が大幅に増加し、さらにレベルの上昇に合わせて安定的に増加するようになりました。
  • キャラクターのレベルが上がるとモンスターが弱くなるということを避けるため、ワールドティアIIIではレベル55、ワールドティアIVではレベル75に到達すると、以降はモンスターの最低レベルが現在のプレイヤーレベルに一致するようになりました。これによってレベリング体験が全体的に改善され、よりスムーズになるでしょう。
  • お香が経験値ボーナスを付与するようになり、死亡後も持続するようになりました。
  • ワールドティアボーナスに乗算されるようになり、経験値ボーナス(エリクサー、シーズンの祝福)の効果が高まりました。

ナイトメア・ダンジョン

  • 悪夢の紋章を使用するとナイトメア・ダンジョンに直接テレポートするようになり、素早く悪魔討伐に繰り出せるようになりました。
  • 最終ボスが存在しないダンジョンでは悪夢の紋章を入手できないことがありましたが、そうならないよう、最終ボスを倒したときではなく、ナイトメア・ダンジョンを完了した際に悪夢の紋章を入手できるようになりました。
  • 複数のナイトメア・ダンジョンの特性がアップデートされました。
    • バックスタッバー
      • 背後から近距離のモンスターの攻撃を受けると脆弱状態になる。脆弱状態で受けるダメージがX%増加する。
    • モンスターにクリティカル耐性
      • モンスターの攻撃が、プレイヤーのクリティカルヒットダメージを3秒間にわたってX%減少させる。この効果は最大Y%まで蓄積する。
    • 死の波動
      • 死亡時に爆発するモンスターの死の波動を阻止する。
      • 死の波動が重なって繰り返し発生することを阻止する。この効果は開けた場所でなければ発生しない。
    • 雷嵐
      • 防御ドーム内で「感電」すると5秒間、移動速度が35%増加する。
      • プレイヤーが戦闘中でなければ開始しない。
      • 防御ドームを発生させるオブジェクトが、標的となったプレイヤーのもとに直接移動できない状態では開始しない。
    • 移ろう闇
      • 持続時間が5秒から3秒に短縮。
      • 再出現時間が2秒延長。
  • ダンジョンの全ての目標をダンジョンの主要な通り道に配置することで、来た道を戻る状況を大幅に減らし、道を間違って目標を見逃す可能性を低くしました。
  • ダンジョンのレイアウトがプロシージャル生成される割合およびランダム性が向上しました。
  • 罠のビジュアルエフェクトを全体的に改善し、操作障害効果を減少させることで、全体的に罠に気付きやすくなりました。
  • ダンジョンのレイアウトが一本道過ぎると感じないようにエンドキャップを追加し、来た道を戻る必要性を制限しつつ、プレイヤーが自分で進行方向を決めている感覚を得られるようにしました。
  • パラゴングリフの経験値が増加しました。

イベント

  • モンスター密度を高めて、イベントをプレイする価値や魅力を向上させました。
  • ワールドティアIIIおよびIVで立ち往生しているNPCが一撃で倒されなくなりました。

アイテムの調整

  • 宝石を作成用素材に変更することで、所持品スペースの余裕を大幅に増やしました。宝石素材を宝石職人のもとに持っていけば、作成に利用できます。
  • プレイヤーが接続の問題でハードコアキャラクターの進行状況を失うことを防ぐために、戦闘中にハードコアプレイヤーの接続が切れると脱出の巻物を消費して安全な場所にテレポートするようになりました。
  • レジェンダリー・アイテムのステータスを変更しやすくするため、全体的にエンチャントコストを低下させました。
  • 所持品があふれたことによる不必要な町への帰還が発生しにくくしました。
    • ワールドティアIII:ノーマル、マジック、神聖以外のレア・アイテムは作成用素材としてドロップするようになりました。
    • ワールドティアIV:ノーマル、マジック、祖霊以外のレア・アイテムは作成用素材としてドロップするようになりました。
      • この変更を補うため、ワールドティアIIIおよびIVのゴールドのドロップ率が増加しました。

その他の改善点

  • 各シーズンで名声を再度獲得するためにかかる時間を短縮し、獲得したすべての名声報酬がシーズンやキャラクター間で引き継がれるようになりました(経験値とゴールドは含まれません)。
    • 名声で獲得したスキルポイント、ポーション所持上限、最大オボール、パラゴンポイントがキャラクター間で引き継がれるようになりました。名声の経験値とゴールドは各キャラクターで獲得する必要があります。
      • 例:
        • キャラクター1:ある地域で名声ティアIIを獲得
          • スキルポイント1と、ポーション所持上限1を獲得
        • キャラクター2を作成、別の地域で名声ティアIを獲得
          • スキルポイント1を得る
        • キャラクター3を作成:
          • このキャラクターは自動的にキャラクター1とキャラクター2の両方の名声報酬を獲得します
            • スキルポイント2、ポーション所持上限1を利用可能
    • これはハードコアキャラクターにも適用されます。「厄災のマリグナント」シーズンにおいてハードコアキャラクターで名声報酬を獲得していた場合、そのハードコアキャラクターが倒されたかどうかにかかわらず、獲得済みの報酬は「渇望の鮮血」シーズンの新たなハードコアキャラクターに引き継がれます。
      • ハードコアキャラクター同士は、ハードコアの領域内においてリリスの祭壇とマップの発見状況が引き継がれます。
      • 「厄災のマリグナント」シーズンと同様に、「厄災のマリグナント」シーズンの前に倒されたハードコアキャラクターのリリスの祭壇とマップの発見状況は、「渇望の鮮血」シーズンに引き継がれません。
  • 大切なアイテムは「お気に入り」としてマークすれば、売却や分解を行えなくなりました。
  • キャラクタースロットが2個追加されました。
  • キャンペーンを完了していないプレイヤーがシーズンコンテンツに早くアクセスできるように、アカウントのいずれかのキャラクターで序章を完了している場合は、キャラクター作成時にキャンペーンをスキップするオプションを利用できるようになりました。
  • ミニオンと使い魔の攻撃が無駄にならないように、ミニオンと使い魔が無敵の敵を攻撃対象にしないようになりました。

  • 乗馬体験を改善するために、全体的に馬の反応性を高めました。予期せず障害物にはまって動けなくなったり、速度が低下することが少なくなりました。
  • 拍車の持続時間を増加し、障害物を破壊できるようにして、サンクチュアリ内を移動するためにかかる時間を短縮しました。
  • 基本速度が15%増加しました(最高速度には影響しません)。
  • 最大速度を出すためにカーソルをウィンドウの端に置く必要がなくなり、カーソルの位置が関連する全般的な速度を向上させました。
  • アビリティのクールダウンを50%短縮し、戦闘および馬の汎用性を向上させしました。
    • 手動下馬のクールダウンを10秒から5秒に短縮しました。
    • ダメージによる強制下馬のクールダウンを10秒から4秒に短縮しました。
    • 乗馬後に下馬戦闘スキルが利用可能になるまでの遅延を(例:バーバリアンのバウンディングスラム)10秒から3秒に短縮しました。

ウェイポイントがある小さな町すべてで保管箱が利用可能になりました。

町の調整

  • すべての大きな町の保管箱の数を増やしました。
  • ウェイポイントがある小さな町すべてに保管箱を追加することで、大きな町に移動する必要性を低下させました。
  • 囁きの木のウェイポイントに秘術師を追加して、大きな町に移動する必要性を低下させました。
  • 一部の大きな町のウェイポイント近くに骨董商人の店を配置し、移動の必要性を低下させました。
    • キヨヴァシャド
    • ザービンゼット
    • ケド・バーデュ
    • ジー・カル
  • キャンペーンをスキップした際に自動で解放されるウェイポイントを10個追加して、キャラクター作成後にサンクチュアリを移動しやすくしました。
    • 各地域に2つのウェイポイントが存在します。
    • キャンペーンをスキップした際に、いずれのキャラクターでも上記の10個のウェイポイントを解放していなかった場合、自動的に利用できるようにはなりません。

保管箱に検索とフィルター機能を追加しました。

UI & UX

  • 保管箱に検索機能とフィルター機能を追加し、アイテムの整理しやすさと全体的な利便性を改善しました。
  • キャラクター名やBattle.netのユーザー名を非表示にするストリーマーモードを追加し、配信を行いやすくしました。
  • アイテムの特性のツールチップをより直感的で分かりやすい順番に表示するようにして、利便性を向上させました。
  • 保管箱や所持品で並べ替えを行った際に同じレジェンダリー・パワーを持った化身をまとめるようにし、利便性を向上させました。
  • オートラン機能を追加し、移動時の利便性を向上させました。一定方向に移動する際、新たに移動を入力するかスキルを使用するまで、向かった方向かカーソルを配置した方向に移動し続けるようになります。
  • ミニマップのズームレベルを調整して、移動時の利便性を向上させました。
  • 全戦闘テキスト(例:脆弱、回避、強化)を非表示にするオプションを追加しました。
  • ユニーク・アイテムの視認性を向上させました。
  • 音声読み上げオプションをデフォルトで有効化してアクセス性を向上させました。
  • カーソルのコントラストカラーとオプションを改善して、汎用性とカスタマイズ性を向上させました。

これらは「渇望の鮮血」シーズンで導入される改善の主要な内容をまとめたにすぎません。詳細については以下の開発者アップデートライブ配信のまとめをご覧ください。

また、開発チームが「渇望の鮮血」シーズンのバトルパスや無料ティアの報酬の改善についてもお話ししています。

10月10日(太平洋夏時間)に配信される次の焚き火の談話もお見逃しなく。クラスのバランス調整、ダメージ耐性のアップデート、ユニーク・アイテムの入手に関する変更などについてお話しします。近日登場の「渇望の鮮血」シーズンの内容について知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。

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