オーバーウォッチ ワールドカップ:トップ8 プレビュー
仁川からロサンゼルス、バンコク、パリを経て、オーバーウォッチ ワールドカップが興奮に満ちたフィナーレを迎えようとしています。4つのグループステージから集まって来たトップ8チームが今週末、BlizzConにて金メダルをかけて競い合います。
韓国は2年連続でタイトル防衛を果たせるでしょうか? 中国、フランス、アメリカといった、他の高シードと熾烈な戦いを繰り広げることになります。また、低シードの4チームも無視できません。オーストラリア、フィンランド、カナダ、イギリスが、番狂わせを起こそうと狙っています。
BlizzConを絶対にお見逃しなく!マッチ開始時間、最新のチームロースター、組み合わせ表を以下にまとめました。
イベント情報
- 日時: マッチスケジュール:
- 11月3日 土曜日
- 04:15 - 06:15(日本時間)—準々決勝1:アメリカ vs. イギリス
- 06:15 - 08:15(日本時間)—準々決勝2:フランス vs. カナダ
- 08:15 - 10:15(日本時間)—準々決勝3:中国 vs. フィンランド
- 10:15 - 12:15(日本時間)—準々決勝4:韓国 vs. オーストラリア
- 11月4日 日曜日(日本時間)
- 01:30 - 03:30(日本時間)—準決勝1
- 03:30 - 05:30(日本時間)—準決勝2
- 05:30 - 07:30(日本時間)3位決定戦
- 07:30 - 09:30(日本時間)最終決勝戦
- 11月3日 土曜日
- 場所: アナハイム コンベンションセンター(カリフォルニア州アナハイム)
- ライブストリーム:
- 放送: 各地域での放送時間については、ESPN 3とDisney XDの番組表をご確認ください。
- パッチ: 1.29
- マッチ形式: 準々決勝戦、準決勝戦、3位決定戦は5回勝負で行われます。最終決勝戦は7回勝負で行われます。
- マッププール: 全マップが対象です!各マッチは、事前に決められたコントロールマップ(NEPAL、LIJIANG TOWER、ILIOS、BUSAN)で始まります。第2マップ以降は、前のマップの敗者チームが以下のマップタイプから次に対戦するマップを選択できます。
- 第2マップ:ハイブリッド
- 第3マップ:アサルト
- 第4マップ:エスコート
- 第5マップ(タイブレーカー):コントロール、第1マップとは異なるマップ
国別のチームメンバー
アメリカ
- Indy “Space” Halpern(Los Angeles Valiant)
- Shane “Rawkus” Flaherty(Houston Outlaws)
- Jay “Sinatraa” Won(San Francisco Shock)
- Austin “Muma” Wilmot(Houston Outlaws)
- Zachary “Zachareee” Lombardo(コンテンダーズ ノースアメリカ:Fusion University)
- Grant “Moth” Espe(San Francisco Shock)
- Joao Pedro “Hydration” Goes Telles(Los Angeles Gladiators)
イギリス
- Cameron “Fusions” Bosworth(コンテンダーズ ヨーロッパ:British Hurricane)
- Eoghan “Smex” O’Neill(コンテンダーズ ノースアメリカ:NRG Esports)
- Isaac “Boombox” Charles(Philadelphia Fusion)
- Harrison “Kruise” Pond(コンテンダーズ ノースアメリカ:Toronto Esports)
- Michael “MikeyA” Adams(コンテンダーズ ヨーロッパ:British Hurricane)
- Finley “Kyb” Adisi(コンテンダーズ ヨーロッパ:British Hurricane)
- Kai “KSP” Collins
BlizzConでは準々決勝の第一試合から激しい戦いとなりそうです。チームUSAは非常にアグレッシブかつ柔軟なプレイスタイルで敵チームに息を継ぐ間も与えず、ロサンゼルス グループステージを圧勝。その勢いを止められるかがイギリスの課題となります。パリ グループステージでフランスに次ぎ2位でフィニッシュしたチームイギリスは、1つだけ大きなメンバーチェンジを行っています。メインタンクのChristopher “ChrisTFer” Graham選手の代わりに、Fusions選手を加えたのです。彼はBritish Hurricaneの2人とチームメイトであるため、シナジーが期待できます。アメリカのタンク2人組、Muma選手とSpace選手はトップ8チームの中でもトップクラスのコンビです。これに対抗するのは至難の業ですが、イギリスが番狂わせを起こすには、チームUSAの前衛を突破する方法を見つけるしかないでしょう。
フランス
- Terence “Soon” Tarlier(Los Angeles Valiant)
- Benjamin “Unkoe” Chevasson(Dallas Fuel)
- Dylan “AKM” Bignet(Dallas Fuel)
- Gael “Poko” Gouzerch(Philadelphia Fusion)
- Michael “Winz” Bignet
- Benjamin “Benbest” Dieulafait
- Nicolas “Nicogdh” Moret
カナダ
- Lane “Surefour” Roberts(LA Gladiators)
- Brady “Agilities” Girardi(LA Valiant)
- Liam “Mangachu” Campbell(コンテンダーズ ノースアメリカ:XL2 Academy)
- Christopher “Bani” Benell(Houston Outlaws)
- Félix “XQC” Lengyel
- William “Crimzo” Hernandez(コンテンダーズ ノースアメリカ:Team Envy)
- Lucas “Note” Meissner(Boston Uprising)
去年の2位チームのカナダとフランスチームのバトルは、双方実力を証明したいこの2チームにとって、いい試金石となりそうです。カナダは優勝争いに再び参加し、今度は勝つことを、フランスは世界の最強チームと張り合えることを証明しようと狙います。Surefour選手とSoon選手は、オーバーウォッチ リーグ初シーズン試合でそれぞれValiantとGladiatorsのメンバーとして、幾度も激突を重ねていました。彼らのウィドウメイカー対決は、試合の中で行われる一種のデュエルのようでしたが、今回もそれが見られるならば、マッチ全体の流れを作る要素となるかもしれません。形式上はカナダが低シードですが、準々決勝の中では比較的、優劣がはっきりしない組み合わせです。フランスがチームワークとトリプルタンク・トリプルサポート編成の完成度により、勝利を掴むのでしょうか? それともカナダがグループステージの戦い方をさらに強化させ、優勝への夢をつなぐのでしょうか?
中国
- Shilong “Krystal” Cai(コンテンダーズ チャイナ:T1w Esports Club)
- Qiulin “Guxue” Xu(コンテンダーズ チャイナ:LGD Gaming)
- Xianyao “Yveltal” Li(コンテンダーズ チャイナ:LinGan e-Sports)
- Junjian “Sky” He
- Tianbin “LateYoung” Ma(コンテンダーズ チャイナ:Team CC)
- Xing “Leave” Huang
- Yangjie “Shy” Zheng(コンテンダーズ チャイナ:LGD Gaming)
フィンランド
- Joona “Fragi” Laine(Philadelphia Fusion)
- Joonas “Zappis” Alakurtti
- Jonas “Shaz” Suovaara(Los Angeles Gladiators)
- Benjamin “BigGoose” Isohanni(Los Angeles Gladiators)
- Jiri “Linkzr” Masalin(Houston Outlaws)
- Timo “Taimou” Kettunen(Dallas Fuel)
- Tuomo “Davin” Leppänen(コンテンダーズ ヨーロッパ:Team Gigantti)
オーバーウォッチ ワールドカップのグループステージ開始時の中国は、優秀なチームメンバーを抱えているにもかかわらず、疑問視されていました。しかし、正確で効率的なチームプレイによって敵を消耗させ、一試合ずつ制していったのです。メインタンクのGuxue選手は、ここまでのトーナメントで脚光を浴びてスターとなったプレイヤーの1人です。中国のDPSロテーションは、他のトップ8チームのいずれとも十分対抗できるでしょう。しかし、フィンランドは低シードのチームの中でも特に強いチームです。仁川グループステージでは韓国を相手に5マップまで粘り続けており、そのメンバーリストは個人技に加えメンタル面も強いベテランプレイヤーが名を連ねます。去年、ビザの問題でチーム中国はベストメンバーをBlizzConに送ることができず、フィンランドもグループステージの通過に失敗しています。挽回を狙うこの2チームの戦いは、高レベルかつ内容的にも面白いバトルが期待できるでしょう。
韓国
- Pan-Seung “Fate” Koo(Los Angeles Valiant)
- Jun-Ho “Fury” Kim(London Spitfire)
- Byung-Sun “Fleta” Kim(Seoul Dynasty)
- Hae-Seong “Libero” Kim(New York Excelsior)
- Seong-Hyun “Jjonak” Bang(New York Excelsior)
- Tae-Sung “Anamo” Jung(New York Excelsior)
- Jae-Hyeok “Carpe” Lee(Philadelphia Fusion)
オーストラリア
- Ashley “Trill” Powell(コンテンダーズ パシフィック:Blank Esports)
- Leyton “Punk” Gilchrist(コンテンダーズ オーストラリア:Dark Sided)
- Huseyin “Hus” Sahin(コンテンダーズ パシフィック:Blank Esports)
- Felix “CKM” Murray(コンテンダーズ パシフィック:Blank Esports)
- Dario “Akraken” Falcao-Rassokha(コンテンダーズ オーストラリア:Sydney Drop Bears)
- Scott “Custa” Kennedy(Los Angeles Valiant)
- James “Yuki” Stanton(コンテンダーズ オーストラリア:Dark Sided)
韓国は今年も強力な優勝候補で、オーバーウォッチ ワールドカップ3連覇を狙っていますが、他国との差はかつてほど圧倒的ではありません。また、大きなメンバー変更があり、仁川ステージで勝利した7人のうち4人のみキープしていますが、選手層が厚いため、戦力が落ちることはないでしょう。特に、Libero選手とCarpe選手にFleta選手が加わることによって、韓国は前よりさらにDPSの柔軟性が増すことになるでしょう。オーストラリアは強チームの並み居るバンコクグループステージを突破し、観戦者を喜ばせると共に驚かせましたが、準々決勝では大きな壁に当たることになりそうです。韓国からマップを奪うには、秘策の1つや2つを準備する必要があるでしょう。
タレントチーム
- Alex “Goldenboy” Mendez
- Andrew “ZP” Rush
- Brennon “Bren” Hook
- Chris Puckett
- Danny Lim
- Emily Tang
- Fiona Nova
- Frankie Ward
- Jake Lyon
- Jonathan “Reinforce” Larsson
- Josh “Sideshow” Wilkinson
- Matt “Mr.X” Morello
- Mica Burton
- Mitch “Uber” Leslie
- Soe Gschwind
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