オーバーウォッチ

ディレクターの視点:生まれ変わるバトルパス

Aaron Keller - Blizzard Entertainment

皆さんこんにちは、アーロン・ケラーです!夏へと本格的に突入し、外は文字どおりの過熱気味ですが、「OW」の開発もまたいつにも増してヒートアップしています。現在開発中のさまざまな新要素に関する情報をBlizzConなどを通じて、今後数か月かけてお届けしていきますので、今後の展開にどうぞご期待ください。

ですが、新要素が9月のBlizzConまでお預けという訳ではありません。8月12日に開幕するシーズン4で、かねてからコミュニティで多くの声が挙がっていた「バトルパスのリニューアル」を行います!

今回の「ディレクターの視点」では、皆さんにご用意したこのとっておきのニュースの詳細と開発経緯を、プロダクト・ディレクターのクリス・マッケイブがご紹介します。

新生バトルパス

どうも、プロダクト・ディレクターのクリス・マッケイブです。新生バトルパスのご紹介という形で「ディレクターの視点」のデビューを果たすことができ、とても嬉しいです。私たち「OW」開発チームは、ゲームのあらゆる要素に関するコミュニティの声へ常に耳を傾けながら、ゲームのさらなる改善に取り組んでいます。それはマッチ中のゲームプレイももちろんそうですが、マッチ外の要素にも及びます。

2022年に導入されてから現在に至るまで、バトルパスはコミュニティの声を取り入れる形で大きく変化してきましたが、今回導入される新たなバトルパスも同様に、コミュニティでよく挙がってきた意見が、チーム内で考案された新たなアプローチとミックスする形で取り入れられています。

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新生バトルパスを開発するうえで重視したキーワードは「カスタマイズ要素」と「プレイヤー主体の攻略」の2つです。登場ヒーローが50以上に増えた現在、今のバトルパスでは、皆さんそれぞれが好きなヒーローのアイテムを1シーズンだけでカバーするのが難しく、仮にそうしたアイテムを用意できたとしても、ティアによってはそのアイテムにたどり着くまでにかなり時間がかかることがあります。この2つの問題に対処したのが、今回のバトルパスです。

これまでバトルパスのティアは最後の80までひと続きでしたが、新生バトルパスではこの1パターンしかないルートが複数の短い「トラック」に分割されており、プレイヤーは任意でこれらトラックを1つずつ攻略できます。

トラック1つあたりのティア数は8から十数程度で、バトルパスの導入部に相当するイントロ・トラック(報酬はレジェンダリー・スキン1つ。シーズン4の場合はD.Va用「サイバー・メカニック」)を制覇すると、5つあるトラックのうちの1つを自由に選べるようになります。これら5つのトラックには、レジェンダリースキンやエピック・スキンが報酬として設定されており、トラックの最後までたどり着くことで、その報酬が手に入ります。つまり、お目当ての報酬があれば、その報酬が設定されているトラックから順に攻略できるという訳です。

獲得したバトルパスXPは、選択したトラックの進捗に反映されます(バトルパスXPの獲得方法は以前と変わりません)。最初に選んだトラックを制覇すると、残り4つの未選択トラックから次に攻略するものを選択でき、その後5つのトラックをすべて攻略した後に選択できる最後のトラックを制覇(ティア80到達に相当)すると、プレイヤー称号の報酬で構成されたプレステージ・トラックを攻略できるようになります。

バトルパス全体のティア数は以前と変わらないので、バトルパス攻略の難易度が上がっていないことはここで強調しておきましょう。このような方式を採用したのは、あくまでも獲得する報酬の順番を皆さんが選べるようにするためです。たとえば、もしあなたがサポート・プレイヤーでブリギッテのスキンに心惹かれたとしたら、ブリギッテのスキンが設定されているトラックを選ぶことで、真っ先にそのスキンを入手することができます。これが以前のバトルパスと同様の様式で、なおかつスキンがティア70あたりの報酬として設定されていたとしたら、入手には相当な時間がかかるでしょう——スピードの差は歴然です。なお、選択中のトラックは途中で別のトラックに変更できるので、各報酬の入手プロセスを必要に応じてより細かく管理できます。

もちろん、トラックの報酬として用意されているスキンのどれにも興味がないという状況も生じることがあるかと思います。そんな時のために私たちが用意したのが、今からご紹介する「ティア・ハック」の機能です。

ティア・ハック

ソンブラの十八番でもある〈ハック〉の要素をバトルパスに組み込んだのが、この「ティア・ハック」です。新生バトルパスではシーズンごとに1回、このティア・ハックを利用することができ、これを任意のトラックに適用することで、そのトラックの報酬スキンを別のスキンと入れ替えることができます。

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入れ替え用に用意されているスキンのプールは、これまでに登場したショップ・スキンやトレジャー・ボックスで入手可能なスキンで構成されており、各ロールのスキンが最低でも1つ含まれています(シーズン4では、人気の高いレジェンダリー・スキンを12個、ティア・ハック枠に用意する予定)。このため、バトルパスの報酬としてなかなか登場しないヒーローのスキンが以前よりも手に入りやすくなるはずです。

たとえば、あなたがタンク・プレイヤーで、バトルパスの報酬として用意されているダメージ&サポートヒーローのスキンに興味がないとしましょう。もしティア・ハック枠にラインハルト用レジェンダリー・スキン「段ボール」が用意されていて、その「手作り感」あふれるビジュアルに食指が動いたとしたら、興味のないトラックの報酬をこのスキンに置き換えることができます。

先ほどお伝えしたように、バトルパス全体のティア数は変わらないほか、ゲーム内通貨を入手できる機会もそのまま残しています。この判断は意図的なもので、今後も変えるつもりもありませんが、上記のトラック式の攻略方法とティア・ハックの導入を通じて、バトルパスの進め方と報酬の内容を皆さんの好みにより近づけられたらと考えています。

新たなビジュアル、新たな印象

今年の初めに「OW」のUIを刷新しましたが、バトルパスのシステムはリソースの関係上、その際にリニューアルできませんでした。なので、新生バトルパスをこうしてついにゲームへと導入することができ、私たちもとても嬉しいです。単純にバトルパスの仕組みを変えただけでなく、画面の構成やVFX、グラフィックの表示方法もリニューアルしているほか、画面の背景はシーズンごとに変わっていくので、以前よりも没入感や新鮮さが増しているかと思います。これらビジュアル要素の開発に携わってくれたUIアーティスト、デザイナー、エンジニアにこの場を借りて感謝です。

ここまでの説明を読むより、映像を見ていただいた方がわかりやすいかと思いますので、シーズン4のライブ配信で、この新生バトルパスの実機映像をご紹介する予定です。こちらもぜひ楽しみにしていてください。

皆さんに新生バトルパスをお届けできる日——シーズン4の開幕が待ち遠しくて仕方がありません。実際に触ってみた感想もお待ちしています。ちなみに、バトルパスにはその後もアップデート加えていく予定です。9月のミッドシーズン・アップデートでは過去のバトルパスを攻略できる新要素も導入するつもりなので、続報にもご期待ください。

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。最後はアーロンもよく言うこの言葉で締めくくりたいと思います…ともに素晴らしいゲームを作っていきましょう!