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Blizzard Entertainmentの新プレジデントに就任したジョアンナ・ファーリーズのご紹介

Blizzard Entertainment

Blizzardの従業員の皆さん、

Blizzardにおける私の業務が正式に始まるのは2月5日からですが、それに先立って皆様にご挨拶をさせていただきたく、このメールを書くことといたしました。30年以上にわたって世界中に作品を届けてきたBlizzardに加わることができ、大変光栄です。しかし、今の心境は複雑です。才能あふれるチームメイトとの別れが続いている最近の状況への悲しみと、Blizzardの一員となって作品制作に取り組み、皆様とともにBlizzardの次なる章に向けた流れを作り出していくことの喜びが入り混じっているためです。

この場をお借りして、まずは紹介してくれたマットに感謝を述べたいと思います。私がBlizzardでの仕事についてどのような将来像を思い描いているのかがより伝わりやすい、趣旨の明確な発表をすることができるのはマットのおかげです。今回の発表が決して容易に飲み込めるものでないことは、十分承知しています。私のプレジデント就任の知らせを聞き、疑問や懸念を覚える方もおられることでしょう。

Activision、Blizzard、Kingの3社は、それぞれが独自の作品や文化、コミュニティを有した、まったく別の会社です。Activisionの「Call of Duty」におけるゲーム体験、コミュニティ、成功の鍵と、Blizzardが製作するゲームのそれらは異なるため、「Call of Duty」のやり方がBlizzardのゲームで通用するとは限りません。この点についてはBlizzardの経営陣とも話し合いを繰り返しており、私もプレジデントに就任するにあたってそうしたダイナミクスへの気配りやBlizzardへの深い敬意の念をもって職務に臨み、それぞれの作品のユニバースをさらに優れたものへと高めていきたいと考えています。

それぞれに独自で特別な世界である各作品への配慮と気配りを忘れず、Blizzardのさらなる発展に向けて最大限取り組んでいく所存です。Blizzardが、現在のみならず将来のプレイヤーたちの期待に応える確かな能力を持つこと、そしてBlizzardのゲーム作りの最大の魅力である「最高の体験を生み出し、磨き上げ、より優れたモノづくりへと高めていく情熱」を共有し強めていくことができることを、私は確信しています。

来週、私はアーバインを訪問します。できるだけ多くの皆さんと交流したいと考えているので、訪問にあわせて、非公式の交流会を開く予定にしています。もちろん、この交流会への参加は自由です。交流会の当日は、Blizzardの多くの仲間たちから意見を伺えれば幸いです。交流会に出席できない方や拠点がアーバイン以外の方も、どうぞお気軽にメールをお寄せください。この交流会とは別に、対話集会も近いうちに開催する予定です。

私自身についても少しご紹介しましょう。私にとっての人生で最大の仕事は、愛する2人の息子を育て上げることです。親としての仕事に加え、できる限り時間を見つけてはヨガ、お祈り、そしてもちろんビデオゲームのプレイを楽しんでいます(「ディアブロ IV」の大ファンです!)。そうした日々を重ねる中で、ゲームへの愛、そしてゲームを生み出す方々と一緒に仕事ができることへの喜びは深まる一方です。

Blizzardが築き上げてきた偉大な歴史、そして私や皆さんの人生においてゲームが果たしてきた幅広い役割には、畏敬の念を抱くばかりです。今後、Blizzardでさまざまなことを学び、生かし、そして皆さんとともに明るい未来を歩めることを楽しみにしています。これから一緒に、さらなる伝説を築き上げていきましょう。

ジョアンナ