ディアブロ IV

「ディアブロ IV」のアクセシビリティ機能を利用し悪魔と戦おう

Blizzard Entertainment

6月6日に地獄の新たな世界が開き、「ディアブロ IV」で無限に続く悪魔との戦いを楽しめるようになります。開発チームは、この機会に本作のアクセシビリティ機能を充実させて、追加されるあらゆる新機能がゲームをプレイする妨げにならないように慎重に作業を進めました――開発期間を通して、私たちはこの理念を守り続けてきたのです。


目次

基本理念

操作能力の支援

テキストの支援

視力の支援

今後について


基本理念

チームが本作のアクセシビリティ機能についてアイデア出しを始めた際に、「サンクチュアリの冒険を制限する唯一のものは興味であり、障害の有無であってはいけません」とリード・アクセシビリティデザイナーのドリュー・マクロリーは言いました。「ディアブロ II リザレクテッド」で培われたものを基礎として、開発チームは障害を持つプレイヤーにとって役に立つ機能を追加しながら、それ以外のプレイヤーのゲームプレイを損なうことがないように、慎重にバランスを取りながら、アクセシビリティ機能の構築を始めました。その後、内部で各機能の洗練を続け、ゲームプレイループの核となる部分はそのままに、ユーザビリティーを高めました。そして、できる限り多くのプレイヤーに楽しんでもらえるアクセシビリティのオプションが出来上がりました。

「ディアブロ IV」では操作能力、テキスト読み上げ、視認性に関連するものなど、50以上のアクセシビリティ機能が利用可能になっています。本作を遊び始める際には、最初に設定メニューを開いて、自分の必要に合わせて、これらのオプションを変更してみることをおすすめします。

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操作能力の支援

ボタン配置の変更

「ディアブロ IV」には豊富なカスタマイズ要素が用意されていますが、それは操作方法も同じです。キーボード&マウスでも、コントローラーでも、自分の好みや能力に合わせて、あらゆる入力のボタン配置を変更可能です。放浪者の皆さんには、快適な操作で自信を持って、地獄の手下たちを倒してもらいたいと考えています。

スキル切り替えとアクションホイール起動

この機能を有効にすると、ボタンの長押しが必要なスキルの発動を、ボタンを1回押すだけで切り替えられるように変更できます。アクションホイールの選択も同様に変更可能です。

特定のスキル(バーバリアンの〈ワールウィンド〉など)はデフォルトでボタンの長押しが必要になります。このタイプのスキルは、リソースが無くなるか、ボタンを離すまで継続します。しかし、ボタンの長押しで疲れてしまうプレイヤーもおり、そのようなプレイヤーは戦闘を楽しめなくなってしまいます。

左右スティック入れ替え

この機能を有効にすると、アナログスティックのデフォルトの入力がコントローラーの片側に配置されて、ほとんどの重要なボタンとアナログスティックの入力を片手だけで行えるようになります。

永続標的ロック

サンクチュアリをうろつく悪魔のほとんどは単独ではなく集団で行動しています。そのため、混乱する戦闘の仲では、特定の標的を攻撃し続けることが難しくなる可能性があります。永続標的ロックを有効にすると、スキルと武器の対象が特定の敵に固定されるようになります。

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テキストの支援

ムービーの字幕

字幕はデフォルトで有効になっており、フォントの色、サイズ、文字の背景の透明度を必要に合わせて変更可能です。

音声のテキスト化

デバイスのマイクを利用し、内蔵される音声のテキスト化ソフトウェアが、喋った内容をチャットに変換できます。巨大なワールドボスを倒したりといった一部のゲーム内アクティビティではチームの連携によって大きな恩恵を受けられます。誰もが会話に参加して、地獄の恐怖からサンクチュアリを取り戻すための戦略を練ることができるようにしたいと考えています。

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視力の支援

フォントとカーソルのサイズ変更

ゲーム内で表示されるテキストのフォントサイズは小、中、大の3段階に変更可能で、デフォルトのメニューの視認性も維持されます。

ゲーム内の装備のオーディオキュー

カーソルをアイテムの上に合わせるとオーディオキューが再生されるので、アイテムの位置を調べる際に役立ちます。また、ドロップした際にオーディオキューを再生するアイテムのレア度も選択可能です。なので、レジェンダリー・アイテムがドロップしたときにだけオーディオキューが再生されるようにすれば、ファームの効率を高められます。

ゲームプレイ特有の情報を入手できるメソッドを追加したいと考えました。敵から装備がドロップすると、デフォルトではアニメーションと色でレア度が示されます。この機能ではサウンドが追加されることで、障害を持つプレイヤーでも悪魔を倒しながら戦利品の位置を特定できるようになります。

地面に落ちている装備からもアンビエントオーディオキューが再生され、回収可能なアイテムがあるだけでなく、そのレア度も伝えてくれます。また、前述したように、キューを再生するアイテムの種類とレア度をプレイヤーが選択できます。

プレイヤーとアイテムの強調表示

この機能を有効にすると、視認性を高めるためにプレイヤー、敵、オブジェクト、NPCの輪郭が、プレイヤーが選択した色で縁どられります。プレイヤーが画面をひと目見ただけで、出来る限り多くの情報を即座に把握できるべきだと私たちは考えています。この機能を利用すれば、「ディアブロ IV」の激しい戦闘においても、プレイヤーによる素早い判断が可能になります。

スクリーンリーダー

「ディアブロ IV」にはスクリーンリーダーが内蔵されていて、JAWS、NVDA、その他のサードパーティーのスクリーンリーダーソフトウェアにも対応します。広大な世界には大量のテキストがあるので、目の不自由なプレイヤーでも、自分が使っている装備の内容を把握したり、ショップで販売されているアイテムの内容を比較できるようにしたいと考えました。この機能を有効にすると、ゲーム内メニューのテキストの読み上げを利用できます。さらに、音量や読み上げ速度、読み上げる声の種類など、様々な設定を変更可能です。

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今後について

アクセシビリティを高めるための取り組みはこれで終わりではありません。アイデアやフィードバックがございましたら、アクセシビリティに関する公式のメールアドレスに直接フィードバックをお寄せください。みなさんの協力があれば、「ディアブロ」シリーズのアクセシビリティを洗練させ続け、どんどんアクセシビリティを高めることが可能になるでしょう。

それでは、6月6日にサンクチュアリでお会いしましょう!
-「ディアブロ IV」チーム

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