マスターズツアー本戦および予選への変更点
2019年のハースストーン・マスターズ創設以来、私たちは常に大会制度を改善する方法を検討してきました。マスターズツアーとその予選大会は「ハースストーン」競技の中核であり、今年後半に向けてプレイヤーとファンの体験を向上させるため、大会システムを部分的に調整することを決定しました。
予選の勝率に基づいた招待 – マスターズツアー・ストームウィンドとアンダーシティ
今年度の残る2回の予選大会について、プレイヤーが招待を受ける条件を調整しています。マスターズ予選に勝利すると自動的に招待を受けられる点は変わりませんが、高いパフォーマンスを維持しているプレイヤーが参加できるように、ベスト8のプレイヤーだけではなく予選シーズンを通した通算の勝率に基づいてマスターズツアーへの招待を行う制度を設けます。マスターズツアー・ストームウィンドを皮切りに、少なくとも20の予選に参戦し、1位になっていないながら勝率が高いプレイヤー上位50名がマスターズツアー本戦に招待されます。これはトップ8選抜を4回行い平均30人が招待されていた従来よりも枠が増えることを意味します。
これまで予選においてプレイヤーが戦わなくてはならなかった試合数は多すぎました。ベスト8制で安定的に招待を獲得していたプレイヤーは、マスターズツアー参加資格を得るために予選で平均して47試合をこなしていました。「ハースストーン」へのこのような愛と情熱はありがたいことですが、私たちは優れたプレイヤーにそこまでの負担を強いずとも報いることができるような制度が必要であると考えました。私たちの狙いは、例えばコンテンツを制作したりランキングで上位を目指したり、あるいは「ハースストーン」以外の夢を追うなど、プレイヤーが抱いているそれ以外の目標と、予選に参加することへの負担のバランスを取ることにあります。
マスターズツアーのアップデート
今年度の最後の3回のマスターズツアーについては、2つの重要な変更を導入し、プレイヤーと視聴者の配信と競技体験を全体的に改善します。
ウェブカメラ、オン!
今後、配信試合についてはプレイヤーはカメラの前で参加することになります。配信される試合でカメラをオンにしない、またはできないプレイヤーはそのラウンドについて敗北扱いとなります。選手が画面に映ることでファンの体験を大きく向上し、また、選手とファンの距離感を縮めて交流を深めることができます。
私たちはカメラを必須とする一方で、例外の必要性も理解しています。配信中にカメラを使用したくないプレイヤーは、開催に先立ってマスターズツアーの運営に相談し、前もってこのウェブカメラルールから適用除外してもらうことが必要となります。
8ラウンドのスイスドロー
マスターズツアーでは今後スイスドローを9ラウンドではなく8ラウンド行います。初日にスイスドロー4ラウンド、2日目にまた4ラウンドを行い、3日目にベスト16のラウンドとベスト8の全試合を配信します。変更の目的は、連日のスイスドロー形式の試合によるプレイヤーの疲労を軽減すると同時に、9ラウンドのスイスドロー形式よりも明確な選抜の基準でベスト16を決定することです。スイスドローのラウンドが1つ減ったことを受けて、グランドマスターズに向けた獲得ポイント数も調整されます。
プレイヤーやファンの皆さんからのフィードバックはいつでも歓迎です。Hearthstone EsportsのTwitterタイムラインで皆さんのご意見やご感想をお聞かせください。マスターズツアー・ストームウィンド予選大会への登録もお忘れなく!8月13日(太平洋夏時間)からハースストーン eスポーツの2021年グランドマスターズ シーズン2がまた始まります。そしてマスターズツアー・シルバームーンが8月27~29日(太平洋夏時間)、YouTube限定で開催されます!それでは、また酒場で会いましょう!