オーバーウォッチ2

オーバーウォッチ 2:制作の舞台裏

Blizzard Entertainment

ゲームディレクターのジェフ・カプランと「オーバーウォッチ」開発チームメンバーが、一足先に続編の内容をプレイヤーの皆さんに紹介しました。動画を見逃してしまった方もどうかご安心ください。BlizzConlineの最新情報をチェックして、「オーバーウォッチ 2」で何が予定されているのか確認しましょう。

新マップ

「オーバーウォッチ 2」では、数々の象徴的なロケーションが新たに追加され、プレイヤーはヌルセクターの脅威と戦うために世界中を駆け巡ることとなります。開発チームがプレイヤーに一番体験してもらいたいロケーションのひとつが「ROMA」です。ロマン溢れる歴史的建造物、そしてコロシアムやローマの七丘など誰もが知る有名スポットが未来技術と融合し、「オーバーウォッチ」ならではのマップとなっています。さらにアール・デコ様式の「NEW YORK CITY」も紹介しました。この街ならではのお馴染みのお店、消防署、そしてこじんまりとしたピザ屋などがテクノロジーと調和したマップとなっています。

「オーバーウォッチ 2」の「NEW YORK CITY」内のグランド・セントラル・ターミナルの画像。

 

PvPにおけるロールのアップデート

「オーバーウォッチ 2」ではPvPに抜本的なアップデートを施し、新マップや従来のロールの変更、そしてシステムの改良を行うことで、新たな戦闘体験を実現します。開発チームが実験中のアップデートのひとつが、ロールに応じてヒーローに適用されるパッシブ・アビリティです。パッシブ・アビリティの効果はさまざまです。タンクにはノックバック減少が付与され、攻撃してくる敵のアルティメット・チャージが溜まりにくくなります。ダメージヒーローは移動速度が上昇し攻撃が仕掛けやすくなり、サポートヒーローは一定時間ダメージを受けなければ自動回復できます。さらにパッシブ・アビリティに加えて、タンクのロールを使いやすくするために調整を施します。例えばラインハルトは、「ファイア・ストライク」を2発撃てるようにし、「チャージ」の進行方向を調整しキャンセルできるようにしました。いずれの調整も、タンクを後衛の守備的なポジションからタフな接近戦タイプへと変えるためのものです。こちらのアップデートはまだまだ調整中なので、製品版のリリースまでに変更されたり、実装されない場合もあります。

また、開発チームは戦闘の感触そのものも見直し、より手に汗握る、肌で感じられる戦闘を実現しようとしています。サウンドや視覚効果、ゲームデザインにいたるまで、プレイヤーが戦闘を体験するための要素をそれぞれ刷新し、ひとつひとつの近接攻撃までを含めて満足感の高い魅力的な戦闘を味わえるよう調整をしています。その中でも目玉のアップデートとなるのが、コンボリューションリバーブです。このシステムにより、環境音を録音して適切なゲーム音へと調整することが可能になりました。屋外、市街地、あるいは倉庫の奥でチームメイトの後を追ったり、狭いトンネルを通る時でも、武器の音が周辺の環境に応じて変化し、没入感の高いリアルな戦闘を楽しむことができます。

ラインハルトが2度続けて「ファイア・ストライク」を放つGIF画像。

 

ヒーロー任務

BlizzCon 2019で「オーバーウォッチ 2」を発表して以来、開発チームはヒーロー任務の開発と改良を進め、最新技術、新たな敵ユニット、そして分岐するヒーローの成長システムなどを導入してきました。ヒーロー任務は「オーバーウォッチ 2」に新たに追加される体験で、「オーバーウォッチ」の限定イベントで登場したような協力型PvEを拡張した内容となっています。この開発にはとてつもない労力がかかります。このようなシステムが真に活かすには、膨大な数の任務が必要となるからです。チームが当初から掲げている目標は、より多くの任務を作り出し、お気に入りのキャラクターになりきって世界中を巡る体験をプレイヤーに提供することです。任務を進めることでヒーローの性格やちょっとしたストーリーが紐解かれ、さまざまな種類の敵や目標が登場し、既存のマルチプレイ用マップにもこれまでに新たなルートが追加されることで、まるで映画を見ているかのようなゲームプレイを体験することができます。

BlizzCon 2019で初めてお披露目したデモプレイでは、開発チームは戦闘が盛り上がりに欠けているように感じました。 以来、プレイヤーに襲いかかるおびただしい数の敵を作りこみ、ヒーローの成長システムを刷新して、もっと心が沸き立つような任務となるよう開発を重ねてきました。プレイヤーの行く手には、開発者たちが数年にわたって調整を続け、より交戦的になった新たなヌルセクターが立ちはだかります。目標ユニットやエリートユニットのような特殊な敵や反射的な攻撃がヒーロー任務に緊張感をもたらすと共に戦闘を多様化し、世界各地で起こるヌルセクターの反乱を鎮圧する間は一瞬たりとも気が抜けません。新たな敵に加え、アップデートされたヒーローの成長システムによって、プレイヤーは好みのタレントを選択した上で敵のオムニックに立ち向かうことができます。既存のルールにとらわれず、RPGのような形でさまざまなアビリティを試しながら自分に一番合うものを探して、あなたならではのプレイスタイルで戦場を制圧しましょう。

「オーバーウォッチ 2」でのジャンクラットのタレント・ツリーの画像。

 

新たなビジュアル

「オーバーウォッチ 2」では、各ヒーローの本質は維持しつつも、さまざまな経験を重ね進化してきたことが伝わる外見にアップデートされます。開発チームは、4人の人気キャラクターの新スタイルを紹介しました。マクリーはお馴染みのカウボーイハットに加え、テックウェア風の赤いセラーペを新たに纏っています。年を重ねたことがわかるよう、ヒゲも伸びています。ファラは「オーバーウォッチ」カラーである白と青でデザインをまとめ、バイザーも半透明になりました。リーパーは新たにスマートなシルバーのマスクを付け、これまで以上に危険な雰囲気を漂わせています。ウィドウメイカーのお馴染みのボディスーツとポニーテールは、サイバーパンクかつファムファタール的なスタイルにアップデートし、ヘアスタイルは大胆に三つ編みにアレンジしました。

「オーバーウォッチ 2」でのマクリーの新たなビジュアル。

 

ストーリー開発

その他多くのコンテンツに加えて、「オーバーウォッチ 2」では、オーバーウォッチの意義を見つめ直し、壮大な物語を展開する中で「ZERO HOUR」後に一体何が起こるのかを体感することになります。ストーリー任務、ゲーム内ムービー、ヒーローたちの掛け合いによる会話分岐システム、そして豊かな探索が楽しめる新マップを通じて、プレイヤーはオムニックの二度目の反乱の背景と、再び招集されたオーバーウォッチ部隊を深く知ることができます。それぞれのキャラクターは人生のどんな岐路に立たされているのか?新たな世界の危機に彼らはどう立ち向かうのか?「オーバーウォッチ 2」のヒーローは世界を股にかけて冒険し、物語と一体化したゲームプレイ、そして最新技術とそれぞれのプレイヤーが重ねる選択の数々によって、新たな次元のストーリーが展開されます。

「オーバーウォッチ 2」で複数のヒーローがジェット機のコクピットに集っている絵コンテ。


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