最新のハースストーン・グランドマスターたちを紹介!
2019年にラスベガス、ソウル、ブカレストで開催された3つのエキサイティングなマスターズツアー大会を受けて、各地域で最高のスキルを示した7名の選手が新たにグランドマスターに昇格したぞ。2020年のグランドマスターズ・シーズン1の開幕が間近に迫るなか、今秋のハースストーン世界選手権への出場権を巡って争う新たなグランドマスターたちを紹介しよう。
南北アメリカ
Guillermo “Empanizado” Tolosa選手(メキシコ)
2017年のハースストーン・グローバルゲームにメキシコ代表で出場して以来、Empanizado選手はラテンアメリカの競技シーンを代表するプレイヤーとして活躍してきた。同じ年に彼はHCT夏季選手権でもトップ8に入ったが、惜しくもこの大会で優勝したSurrender選手に当たって敗北を喫したんだ。2019年のマスターズツアー・ソウルの予選通過を決めたとき、コミュニティは彼が大会に出場する旅費を捻出するために募金を集めた。この支援に応え、彼は11位で大会を終えて、$3500 (USD)とブカレストへの出場権を獲得した。そしてルーマニアで再びトップ32に入り、これが決め手となって、ラテンアメリカのコミュニティの熱気とともに、南北アメリカ地域のグランドマスターズ入りを果たしたんだ。
Mihai “Lnguagehackr” Dragalin選手(カナダ)
Lnguagehackr選手が初めて競技シーンに姿を見せたのは2016年だ。プロになりたいという強い願望はあったものの、勉学のために彼は大会参戦数を抑える必要があった。そのため、彼が世界的にトップクラスの選手としての地位を確したのは2018年のHCT秋季選手権で勝利したときだった。2019年のハースストーン世界選手権では準々決勝で敗れたが、Lnguagehackr選手は昨年のマスターズツアーで安定した強さを維持した。マスターズツアー・ラスベガスでは24位、マスターズツアー・ソウルでは47位、マスターズツアー・ブカレストでは38位に入ったことで、彼はグランドマスターズに招待されたんだ。
Jason “PapaJason” Meller選手(アメリカ合衆国)
PapaJason選手は配信を通して確固たるコミュニティを築いた。ポジティブな姿勢と力強いプレイによって、彼はいつしか視聴者から大規模な大会への出場を望まれるようになっていた。競技シーンへのデビューは2018年のHCTで、HCTシーズン1 - 南北アメリカに参戦し、HCTフィラデルフィアで10位に入った。2019年は全マスターズツアーに参戦し、ラスベガスでは予選を突破して12位に入る活躍を見せた。さらにブカレストでも活躍を見せて、グランドマスターズの南北アメリカディビジョンへの招待を獲得したんだ。Jason選手のファンのみんなは、2020年のさらなる活躍を期待していいだろう。
アジア太平洋
Lo Tsz “Kin0531” Kin選手(香港)
Kin0531選手はSEA Majors 2016でトップ8に入ったことをきっかけにアジア太平洋地域の競技シーンで名をあげ、2018年のハースストーン選手権ツアーではトップ20に入り、2018年アジア競技大会では金メダルも獲得している。この大会は「ハースストーン」の大会の中で唯一オリンピック評議会の認可を受けた大会だ。最近ではマスターズツアー・ラスベガスでも19位に入ったが、マスターズツアー・ブカレストで2位に入ったことが決め手となって、アジア太平洋地域のグランドマスターズ入りを確定させたぞ。
Wataru “posesi” Ishibashi選手(日本)
ハースストーンの競技シーンではどちらかと言うと新顔のposesi選手は、2018 World Electronic Sports Games(WESG)に3位に入ったことでその名を知られるようになった。その後、2018年のHCT - シーズン1ではアジア太平洋地域で17位に入っていた。2019年にはマスターズツアー・ラスベガスで4位に入り、グランドマスターズに招待される選手の最有力候補となった。マスターズツアー・ソウルでは早々に敗退してしまったものの、マスターズツアー・ブカレストでは21位に入ったことで、アジア太平洋地域のグランドマスターズ入りを果たしたんだ。
ヨーロッパ
Theo “Felkeine” Dumont選手(フランス)
Felkeine選手は2019年のマスターズツアー王者の中で唯一まだグランドマスターになっていなかった選手だったが、マスターズツアー・ソウルでの勝利が決め手となってグランドマスターズ入りが確定した。競技シーンに現れるようになったのは2017年で、Arma Cupsと2017 Hearthstone Team Leagueで優れた成績を残した。ソウルで優勝して以来、Felkeine選手はマスターズツアーで存在感を見せつけるフランスの競技シーンのけん引役となっており、マスターズツアー・アーリントンでもトップ4に入っているぞ。
Martin “Zhym” Prete選手(フランス)
Zhym選手も存在感を示すフランスのコミュニティの一員で、同じくフランスの新グランドマスターであるFelkeine選手が優勝したマスターズツアー・ソウルで2位に入ったことで、グランドマスターズ入りを果たした。競技シーンでは比較的に新顔の彼だが、2018年のHCTシーズン1、ヨーロッパ・プレイオフの予選を突破したことでその名を知られるようになった。Zhym選手は2019年に力強い活躍を見せ、ソウルでの2位のあと、Konix All Stars Playoffsでも再び2位に入っている。
7名の新たなグランドマスターたちに注目だ。彼らは今秋に開催される世界選手権への出場権を懸けて争うことになるぞ。2020年ハースストーン・グランドマスターズ・シーズン1は4月17日(太平洋夏時間)より、YouTube.com/HearthstoneEsports限定で配信される。それじゃあ、幸運を祈ってるから、楽しんでくれ!酒場で会おう!