南北アメリカのハースストーン・グランドマスターたちを発表!
前回までは、ハースストーン・グランドマスターズの最初の2つのシーズンでアジア太平洋地域とヨーロッパ地域を代表して戦う選手を発表してきたな。今日は南北アメリカ地域を代表して戦う16人の内、15人の選手を発表するぞ!16番目の参加枠は、4月25日から28日まで台北で開催される2019年のHCT世界選手権で南北アメリカ地域の最高順位を獲得した選手に与えられる。その選手がすでにリスト内に選ばれている場合は、同地域の獲得ポイントランキングまたは獲得賞金ランキングで次の順位の選手が招待される。
以下の選手たちは、生涯獲得賞金やHCT 2018の獲得ポイント、各シーズンのポイントリーダーかどうか、「ハースストーン」コミュニティへの貢献などを考慮して2019年のハースストーン・グランドマスターズに選出されたんだ。
さっそく南北アメリカのハースストーン・グランドマスターたちを紹介しよう。彼らのお気に入りのデッキ、カード、カード裏面デザインも一緒に掲載したぞ!
David "justsaiyan" Shan
Justsaiyan選手は中国生まれ。以前は両親と一緒にスウェーデンとドイツに住んでいて、のちにアメリカ合衆国のインディアナ州に住むようになったんだ。大学3年生のときに「ハースストーン」をプレイするようになってからは、地元地域のシーンを圧倒する活躍を見せて頭角を現し、昨年念願の初優勝を果たした。現在、北アメリカでポイントランキング1位の彼は、2019年のHCT世界選手権への出場も決めている。
Muzahidul "Muzzy" Islam
Muzzy選手は5歳のときにアメリカ合衆国に移住し、小学2年生になるまで自然豊かなペンシルベニア州の地方に暮らしていた。「ハースストーン」をプレイするようになるまでほとんど旅行したことがなかったが、2016年からはハースストーン・コンペティティブ・ポイント獲得を目指して世界中を旅して回るようになった。彼の自慢は2017年の南北アメリカ秋季プレイオフで10勝0敗の好成績を収めたことだ。今年のハースストーン世界選手権にも二度目の出場を決めている。
Jerome "Monsanto" Faucher
フランス系カナダ人のMonsanto選手は大型大会での優勝経験が無いにもかかわらず、大量のポイントを獲得している。彼の自慢はゲーム内で苦しい戦局を乗り切る力。そして一番人気のデッキを使用しない主義も誇りにしている。Monsanto選手の子供の頃の夢はアイスホッケーのプロチームでゴールキーパーになることだった。
Eddie "Eddie" Lui
以前は「seohyun628」と名乗っていたEddie選手はリスクを恐れないプレイスタイルで知られている。彼の自慢はHCTアトランタ・ツアーストップでの優勝と南北アメリカ代表としてDreamHack Atlantaの王座を防衛したことだ。その昔、ターン5で「マスター・オークハート」を使用してHunterace選手に勝ったことがある。
Brian "bloodyface" Eason
Bloodyface選手は2018年にはシーズン選手権連続出場を果たしており、2019年のHCT世界選手権にも南北アメリカ代表として出場を決めた。自身の一番の強みはマッチアップとメタゲームに関する知識だと考えている。4匹のネコ(「ホロ」、「ハッピー」、「ジリ」、「タイニー」)と「モチ」という名のフクロモモンガを飼っているぞ。
William "Amnesiac" Barton
「Young Savage(若き猛者)」としても知られるAmnesiac選手は、2018年3月に史上最年少のRed Bullゲーミングアスリートになった。プレイの改善のために、彼は定期的なエクササイズ、正しい食事習慣、規則的な睡眠などのホリスティック・アプローチを取っている。世界選手権出場を含めて過去に何度も好成績を残しているが、個人的に一番思い入れが深いのは2018年のDreamHack Austinでの優勝だそうだ。
Francisco "PNC" Leimontas
歴史通のPNC選手は生まれてからずっと住んでいるブエノスアイレスの自宅で「Warcraft 3」を観戦していてeスポーツに興味を持つようになった。彼の自慢は2016年のCopa Americaでの優勝で、優位になれることを期待して、リスクの高い複雑なラインナップを大会に持ち込むことで知られている。
Lucas "Rase" Guerra
家庭用ゲーム機のサッカーゲームのプロ選手として大きな成功を収めていたRase選手は、そのタイトルの世界選手権にも出場したことがある。しかし初期のベータで「ハースストーン」に出会ってからは、そのゲームをやめて進路を変更した。彼の自慢は2018年のハースストーン・グローバルゲームでブラジル代表として2位に入賞したこと。それは生まれたときからずっと暮らしている故郷のeスポーツシーンにとって意義のある勝利だったんだ。
Frank "Fr0zen" Zhang
競技的「ハースストーン」の長年のファンなら、Fr0zen選手のことを知らない人はいないだろう。彼はこれまでに25万ドル以上の賞金を獲得しており、過去の最高成績は昨年の世界選手権での2位だ。Fr0zen選手の両親は彼がゲームで生計を立てることに最初は反対していたが、今ではなんと中国の「ハースストーン」チームに投資するほどまでに入れ込んでいるそうだ。
James "Firebat" Kostesich
Firebatは2014年に学校の授業で「ハースストーン」をプレイするようになり、その年の11月に初代ハースストーン世界王者となった。「炎魔コウモリ」のフレーバーテキストである「全ての頂点に立つ王者」は彼の勝利を記念したものだ。Firebatは他にも数多くの好成績を残しており、生涯獲得賞金ランキングでも上位に入っているぞ。
Ryan "Purple" Murphy-Root
札付きの反逆児Purple選手は、他の誰も使っていないカードで色々と試してみて、誰も思いつかなかったようなデッキを生み出す。その主な前科は世界選手権への2度の出場とWESGでの優勝で、WESGで優勝した際には10万ドルの賞金を手に入れているぞ。
David "Dog" Caero
Dog選手は2014年に兄弟の紹介で「ハースストーン」をプレイするようになり、それ以来ずっと競技シーンでプレイし続けている。Dog選手はセオリークラフトが得意なデッキビルダーであり、ラインナップを向上させるものとそうでないものを見極める知識に自信を持っている。過去にはサードパーティ主催の複数の大会で上位の成績を残しており、DreamHack Summer 2015では2位に入っている。彼は「ハースストーン」の人気ストリーマーでもある。
Cong "StrifeCro" Shu
2014年のハースストーン世界選手権に出場して以来、StrifeCro選手はサードパーティ主催大会のスペシャリスト的存在で、HCTの公式ツアーの外で大きな成功を収めてきた。「ハースストーン」をプレイするようになる前、StrifeCro選手はEvil Geniuses所属の「StarCraft II」プロプレイヤーとして活躍していた。チームの一員としてニューヨークで開催されたIEMに出場した経験もある。彼は「マウス」という名のネコを飼っている。
Paul "Zalae" Nemeth
マスターズツアー・ラスベガスでは、地元の出身のZalae選手はヒーローとなるだろう。「ハースストーン」の競技シーンで何年もプレイしているが、主な勝利のほとんどをHCT公式ツアー以外の大会で獲得している。プロ選手などのゲストを呼んで自分のランク戦プレイを観戦してもらう配信が好評で、現在人気上昇中だ。
Facundo "Nalguidan" Pruzzo
Nalguidan選手は他のマルチプレイヤーゲームで対戦待ちしている間の暇つぶしとして、「ハースストーン」をプレイするようになった。たった数年で頭角を現すようになり、彼はHCT夏季選手権で好成績を残してハースストーン世界選手権出場にあと一勝のところまで迫った。現在は建築を学んでいて、余暇には水泳を楽しんでいる。
2019年のハースストーン・グランドマスターズ・シーズン2の終了後、各ディビジョンで最下位だったプレイヤーは、マスターズツアープログラムで最多賞金を獲得したプレイヤーと入れ替わりで、降格するリスクがあるからな。このリストの誰が、南北アメリカの代表として年度末の決勝大会に進出するんだろうな?コメント欄であんたの予想を教えてくれ!