バランス調整の実施 – 2018年12月
12月20日(日本時間)に予定されているアップデートにて、以下のカードのバランス調整が行われる予定です。
開発者より:今回のバランス調整は、スタンダードおよびワイルドの両方における長期的な健全性の向上を目的としています。今回は拡張版のサイクルにおいて、これまでに検討してきたよりも早期の変更適用を決定しています。個別のカード調整の内容に加えて、このアップデートの適用タイミングに関しても、皆さまからのご意見を頂ければ幸いです。
野生の繁茂 – コストを3マナに変更。(2→3に増加)
滋養 – コストを6マナに変更。(5→6に増加)
「野生の繁茂」と「滋養」は、基本およびクラシックセットで登場して以来、あらゆるミッドレンジ、コンボ、コントロールのドルイドデッキに採用され続けています。基本およびクラシックセットのカードが強力すぎると、ゲームに長期的な悪影響を及ぼしかねません。常にこれらのカードを相手にしているとプレイがマンネリに感じられるようになりますし、またデッキに必須のカードとされることにより、創造的なデッキ構築の可能性を狭めてしまいます。これら両カードのマナコストを1ずつ増やすことで、終盤戦特化のドルイドデッキの選択肢としては残りつつも、マナ加速自体を強みとはしない戦略のデッキには安易に採用されなくなることを期待しています。
レベルアップ! – コストを6マナに変更。(5→6に増加)
「奇数パラディン」は、「妖の森ウィッチウッド」で登場して以来ずっと、最も強力で、最もプレイされているデッキの1つです。今後「奇数パラディン」は「レベルアップ!」を使えなくなり、ダメージ出力が一定に抑えられることで相手にとっては対戦しやすくなりつつも、盤面コントロールに長けたデッキとして使われ続けることを期待しています。
サロナイト鉱山の奴隷 – 「挑発。雄叫び: 『サロナイト鉱山の奴隷』をもう1体召喚する。」に効果を変更。
「シャダウォック」は面白いコンボをもたらしますが、1回の対戦で何度も何度も「シャダウォック」を使われることは、苛立ちの原因となり得ます。「サロナイト鉱山の奴隷」に変更を行うことにより、1回の対戦で「シャダウォック」を繰り返し使うことはかなり難しくなります。「シャダウォック」は「サロナイト鉱山の奴隷」の雄叫びで自身をコピーし続けるのではなく、強力な1ターンの効果をもたらすカードとなるはずです。
吸血毒 – コストを1マナに変更。(2→1に減少)「このターンの間、自分の武器に生命奪取を付与する。」に効果を変更。
対戦中に「大逆の刃キングスベイン」を強力な武器へと育てていく、というファンタジーは気に入っているものの、「吸血毒」により永続的な生命奪取効果を与えることで、終盤にはほとんど弱点がなくなっていました。また「ローグが持続的な自己回復能力を持つべきではない」という我々の哲学にも矛盾しています。生命奪取の付与を1ターンのみに限定することで、「キングスベインローグ」の終盤のパワーレベルの問題はある程度解決されるはずです。
これらのカードのバランス調整の実装に伴い、基本セット以外で変更の対象となったカードは、2週間の間、満額の魔素に還元できるようになります。